COLUMN

アニメ様の『タイトル未定』
377 アニメ様日記 2022年8月14日(日)

編集長・小黒祐一郎の日記です。
2022年8月14日(日)
コミックマーケット100の2日目。ブースは編集部のスタッフに任せて、自分は遅い時間に会場に行く。
今日の『ONE PIECE』は1029話 映画連動エピソード「淡い記憶 ルフィと赤髪の娘ウタ」。山内重保さん演出回で、とてもよかった。間の取り方、あるいは空気感の表現が素晴らしい。劇場版は既に観ているのに、この後のウタのことを応援したくなるくらいよかった。脚本がどうなっているのかが気になる。あまりにもよかったので山内さんにLINEを送ったら、すぐに返信がきた。

2022年8月15日(月)
8月14日(日)放映の『サザエさん』Bパートで、また、好きな食べ物を聞かれたワカメが「ご飯のおこげのところと、お魚の目玉。それから、お茶に梅干し入れて飲むの」と言っていた(「アニメ様日記」2018年11月12日(月)の項も参考 http://animestyle.jp/2018/11/27/14690/ )。
14時からZoomで佐藤裕紀さんの取材(後日追記。「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会[復刻版]」のリーフレットのための取材だった)。
新文芸坐で「血と砂」(1965/132分/35mm)を観る。先日の「どぶ鼠作戦」と同じく、プログラム「映画を通して歴史や社会を考える 反骨の映画作家・岡本喜八の流儀」の1本。鑑賞したのはこれも30年ぶりくらい。「面白かった」という記憶だけがあったが、今回の再見でも面白かった。三船敏郎、佐藤允もいいが、それに負けないくらい、お春を演じた団令子がよかった。とにかく映画充した。
朝の散歩時にサブスクにあった『天空のエスカフローネ』サントラの1、3を聴いた。何故かその時は2が見つからなかった。

2022年8月16日(火)
前に購入して観ていなかったBlu-rayソフトで『THE IDEON 接触篇』『同・発動篇』(『THE IDEON A CONTACT』『THE IDEON Be INVOKED』)を視聴。新作パートの映像は非常に鮮明で「まるで目の前にセルがある」ようだった。それはそれとして、やっぱりながら観する映画ではないと思った。それから観るなら深夜がいいかも。

2022年8月17日(水)
朝9時から地方在住の編集者と電話で打ち合わせ。彼女には東京在住時にも、地方に行ってからも、アニメスタイルの仕事を手伝ってもらっていた。随分と助かっていたけれど、アニメスタイルの仕事を引退することになった。残念だけど、仕方がない。
買い物時にサンシャインシティの「シン・ウルトラマン」のウルトラマンの10mバルーンの前で写真を撮る。15時に病院に行って3度目のワクチンを打ってもらう。

2022年8月18日(木)
仕事が一段落したワイフの休養のため、久しぶりにドーミーイン池袋に連泊している。朝食ビュッフェで料理を取るときのビニール手袋がなくなっていた。ホテルのスタッフに確認したところ、「(手袋を)つけなくてもよくなったんですよ」とのこと。それから、久しぶりに事務所近くの中華料理屋で食事をしたところ、カウンターで客と客の間にあった仕切りがなくなっていた。大丈夫なのか、とちょっと思った。個々のホテルや店への不満ではなくて、記録として記しておく。
新文芸坐で「TITANE/チタン」(2021・仏/108分/DCP/R15+)を観る。強烈な映画だったけれど、一緒に観たワイフが「最近、観た映画の中で一番面白かった。楽しかった。主人公が可愛かった」と言っていたのが印象的。「面白かった」は分からなくはないけど「楽しかった」の? 「可愛かった」の?

2022年8月19日(金)
先日、取材をした佐藤裕紀さんが東京にいらした。食事をご一緒させていただく。

2022年8月20日(土)
ロフトプラスワンで「第193回アニメスタイルイベント 中村豊 ファン・ミーティング」を開催。今回のイベントのポイントは「ミーティング」的な感じになるかどうかで、それについて、ちょっとだけ工夫をした。安藤真裕監督と大薮芳広プロデューサーの「中村愛」とお客さんからのメッセージがとてもよかった(安藤監督のコメントは、配信がないパートがまさしく「ラブコール」という感じ。顔を合わせていても、普段は言わないようなことを言ってくださった)。会場に来ていない大平晋也さんのコメントもよかった。