2023年9月3日(日)
事務所でデスクワーク。ToDoを次々に片づけているのに、ToDoが増えていく。
WOWOWでやっていた「秘密」を流し観。広末涼子さんが出演している映画だ。初見だと思ったけれど、話は知っているなあ。公開時には生理的に乗れない映画だったのだけど、この年齢になると広末さんに中年男の奥さんをやらせたい作り手の気持ちが分かる。だけど、ラストはやっぱり乗れないなあ。若い頃に観たら、ラストの直子(広末涼子)に感情移入したかも。
「ラウリ·クースクを探して」をkindleで読了。物語としてはあっさりしているんだけど、小説としては面白かった。
2023年9月4日(月)
ワイフは昨年から体調が思わしくなく、自宅にいることが多い。僕がWOWOWの映画『クレヨンしんちゃん』一挙放映の話をしたのがきっかけなのか、先週から配信で『クレヨンしんちゃん』を観るようになった。無料配信中のものは全て観て、サブスクにある映画も大半を観てしまい、ついに「クレヨンしんちゃん月額見放題パック」を購入した。むさえとシロが好きらしくて、むさえとシロが出てくる話を優先的に観ているようだ。
ワイフが久しぶりに映画館に行きたいというので『アステロイド・シティ』をWHITE CINE QUINTOで鑑賞。ワイフにとっては久しぶりの外出だった。そして、映画館で「『クレヨンしんちゃん』成分が足りない……」と一言。観たかった映画を観る直前になって『クレヨンしんちゃん』のことを言い出したことに、本人も驚いていた。それ以外も映画が始まる前に、映画館の売店でビスケットを買ったら、映画『クレヨンしんちゃん』でビスケットが出てくる作品を思い出したそうだ。
『アステロイド・シティ』は4時間以上ある映画を2時間にまとめたような作品だと思った。映像はよかった。話はよく分からないところもあったが、飽きる間もない感じだった。
2023年9月5日(火)
Apple Musicに『おジャ魔女どれみ』関係のアルバムがどっさり入っていることに気づいて、朝の散歩で「おジャ魔女どれみ Sound Select」を聴いた。
引き続き、原稿以外でやることが多い。夕方から新文芸坐で「狂い咲きサンダーロード オリジナルネガ・リマスター版」を観るつもりだったけど、諦める。ネットで注文したMacBook Airが届いたので、セッティングも進める。これから作る書籍についてのZoom打ち合わせ。なるべく自分が作業を抱え込まない方向に持っていきたい。
Amazon prime videoのスターチャンネルEXで配信が始まった第1シリーズ『宇宙戦艦ヤマト』の1話から10話までをながら観。Blu-ray BOXを買い逃したので、ハイビジョンで第1シリーズを視聴するのはおそらくこれが初めて。主に背景の美しさや凝った撮影を楽しんだ。記憶モードで書くと、今までのビデオマスターよりセルの汚れやホコリが目立っているはず。ではあるけれど、僕は第1シリーズ『ヤマト』に関して、セルの汚れやホコリはあまり気にならない。何よりも『ヤマト』が配信で観られるようになったのが嬉しい。
2023年9月6日(水)
印刷会社の新しい担当さんと顔あわせ。15時からあるアニメーターさんとZoom打ち合わせ。Zoomとはいえ、お目にかかるのは10数年ぶり。お元気そうでよかった。TOKYO MXの『マジンガーZ』46話でこしゃくな原画があると思ったら、友永さんだった。
2023年9月7日(木)
グランドシネマサンシャインで『劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇』をBESTIA enhancedで鑑賞。リマスターの力か、BESTIA enhancedの力か、久しぶりに観たのがよかったのか、今までに観た『紅蓮篇』の中で一番楽しめた。最近は穏やかなアニメを観ることが多いので『グレンラガン』の乱暴さが心地よかったのかもしれない。分かっていたことかもしれないけれど、やっぱりシモンとニアって距離があるなあ。シモンがニアを愛していないということではない。愛してはいるんだけど、距離がある。だとすれば、最終回がああなるのも、筋が通っているはず。それは作品にとって大事なことなのだろう。
『文豪ストレイドッグス』の公式サイトで「アニメージュ」10月号について「事実や作品の公式見解とは異なる内容が掲載」されると告知された。そこで書かれていることが本当なら、修正不可能なタイミングで監修依頼を出したアニメージュがよくないはずだけど、どうしてそんな状況になったのかがなんとなく分かるだけに辛い。
2023年9月8日(金)
10年前にはどこのレンタルショップにもDVDが置いてあった某TVアニメ。最近はずっと配信サイトにあったので安心していたのだけど、用事があって観ようとしたらどの配信サイトでも配信が終了している。Amazonで確認したら中古DVDの1巻は激安だけど、ちょっとお高い巻もあるぞ。今回はネットレンタルでDVDを借りるにしたけれど、今後はこういうことが増えるのだろうなあ。
台風の影響で弊社出勤組3人のうち2人は自宅作業となった。昼飯はゴーゴーカレー。ゴーゴーカレーを食べると、福田淳さんを思い出す。
2023年9月9日(土)
「第210回アニメスタイルイベント アニメマニアが語るアニメ60年史」を開催した日。イベント前に話すことを年ごとに書き出したら、大変な量になってしまい、このままだと伝えたいことが伝わらない。そこでイベントの最初に「60年の大きな流れ」を話すことにした。その結果、最初の90分で60年を語ることができた。以下はレジュメからの抜粋だ。
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プロローグ アニメ60年の全体像
1963年~1977年 アニメ黎明期
1978年~1984年 アニメブーム
1985年~1987年 TVアニメ冬の時代
1988年~2000年 作品とファンの再構築
2001年~2023年 増大と一般化の時代
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「60年の大きな流れ」に関しては「アニメブーム」の後に「冬の時代」と「再構築」の時期があるのが、今回のトークのポイントだ。それから、重要なキーワードが「コンテンツ化」。イベント中でもアニメブームを1977年からにするか、1978年からにするかで悩んだと言ったけれど、トークに参加してくれた高橋望さんの意見を取り入れて、次回は1977年から始まったことにするかもしれない。