COLUMN

アニメ様の『タイトル未定』
433 アニメ様日記 2023年9月10日(日)

2023年9月10日(日)
TOHOシネマズ池袋で「バービー」を鑑賞。メッセージ性が強くて、なおかつ面白い。劇中のことで「それはどうなのよ」と思ったことのほとんどが劇中で解決した。人形としてのバービーについてほとんど知らないので、ネタの大半が分からなかったのだけど、色々なバービーがいることは分かった。バービーを製造販売しているマテル社が劇中に登場し、風刺の対象になっているのも面白い。本当に上層部が男性ばかりなのかは分からないけど(後日追記。実際のマテル社には上層部に女性がいるそうだ)。「自分の未来を自分で決定することに価値がある」という結論は世間の多くの人が納得するところだとは思うけれど、色々な未来の中から選びとるかたちだともっとよかったと思う。

2023年9月11日(月)
『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』をTOHOシネマズ新宿で鑑賞。劇中のBGMを聴いて「このBGMの曲名は『モッコリなんとか』か『なんとかモッコリ』に違いない」と思い、サブスクでサントラの曲名を見たら大当たり。「Mokkori」「Mokkori reprize」という曲があった。 この時間なら行列がないかもしもしれないと期待して、とんかつ丸七 池袋店に。予想通りに並ばずに入店できた。焼きかつ丼のビジュアルが凄い。ただし、これは通常のカツ丼を食べたい時に食べてはいかんやつだ。
レンタルDVDで『ToHeart』1話~5話を視聴。千羽由利子さんの作画は今観てもいい。小林プロダクションの美術に失われたものの大きさを感じる。すっかり忘れていたけど『ToHeart』のソフトは巻末に映像特典として新作短編が入っていた。2巻についた最初の映像特典「いつもの朝」を最初に観た時に「これは和田さんの原画だな」と思ったのを思い出した(実際には絵コンテ、原画、演出を和田高明さんが担当)。

2023年9月12日(火)
『ToHeart』6話~13話を観た。面白かった。リリース時は物語が弱いと思っていたはずだが、今の目で観ると充分にお話が面白い。マルチの話も当時はそんなにいいと思わなかったけど、かなりよかった。時の流れが作品の印象を変えた。映像特典の短編は最初の数話だけ和田さんの一人原画で、途中から他の方も原画で入ると記憶していたのだが、それは間違いで、全話の絵コンテ、演出、原画を和田さんが担当していた。4巻映像特典の「題字 千羽由利子」も忘れてた。
録画で東映チャンネルの『アンデルセン童話 にんぎょ姫』4Kリマスター版を視聴。
進行中のプロジェクトの数が多いため、いくら作業をやっても終わらない。自分の原稿に手をつけられない。

2023年9月13日(水)
引き続きやることが山盛り。イベント(5タイトルくらい)のあれこれと書籍(5タイトルくらい)関連とそれ以外。自分の原稿に手がつけられない。
『好きな子がめがねを忘れた』をずっと観返していた。やっぱり地デジより配信のほうが綺麗だ。1話がとにかく素晴らしい。大型モニターで観てもらうことを意識して画作りをしている。この密度で90分くらいの作品を作ってもらいたい。Blu-ray1巻のカスタマーレビューが散々だ(この日での段階では)。神作画とか言われないのか。2話で「『ギャラクシーエンジェル』のコンタクトレンズ問題」が発生していた。そして、今回もコンタクトレンズをつけるカットは無し。以下は別の話。原作未読なので勘違いしたことを書くかもしれないけど、1話の三重さんは小村君が好きで、自分が好きであることを自覚しているように見える。だが、その後の話数で、自分の恋心に気づいていないらしい描写があった。これはアニメオリジナルの描写だと思うけど、1話冒頭で小村君が教室に向かっているところで、後ろから走ってきた三重さんが小村くんを追い越す時にチラリと彼の顔を見る。廊下を走るところが三重さんらしくないけれど、まあそれはおいておいて、その時の三重さんは眼鏡をかけていて、小村くんの顔を見たくて走って追い越したように思える。
配信で『五等分の花嫁∽』を視聴。前編が好印象。TVシリーズと比較してみる。U-NEXTをうろうろしていて『ご近所物語』を見つけて、1話を視聴。マスターはSD画質のはず。このくらい画面が荒れているとそれはそれでオリジナルとは別の味わいがある。だけど、リマスターしたら、かなり見映えがよくなるのではないか。
「宇宙海賊キャプテンハーロック Blu-ray BOX 豪華版」が届いた。とにかく、りんたろうさんの絵コンテが嬉しい。これと別に絵コンテ豪華本を出して欲しいくらいだ。

一般社団法人日本雑誌協会のサイトを見ると、アニメージュの2023年4月~2023年6月の発行部数が25,950。これはきびしい。電子書籍が入っていない数字だと思うけど。
https://www.j-magazine.or.jp/user/printed2/index

X(旧Twitter)で #わたしが石油王になったら作る映画 のハッシュタグで以下の投稿をした。冗談ではなく、しっかりしたプロデュースで作ったらかなり面白いものになると思う。ここの作品の設定は少しずつ変えたほうがいいはず。
⋯⋯⋯⋯
「スーパーロボット大戦」ですね。マジンガー(グレート、グレンダイザー含む)、ゲッター、ガンダム(ファースト、Z、逆シャア、V)、コンV、ボルテス、ダンバイン、Gガン辺りが参戦するやつ。個々の作品世界とキャラの設定はオリジナルから変わっても可。
⋯⋯⋯⋯
https://x.com/animesama/status/1701514622325731440?s=20

2023年9月14日(木)
12時半に事務所出て病院Bに。この日は採尿、採血、CT検査。その後は旧芝離宮恩賜庭園の中を歩く。久しぶりに都立9庭園共通年間パスポートを使った。前から入ってみたかった秋田屋で吞む。料理はどれも美味しかった。

X(旧Twitter)で海外の方が、僕がトークで話した「『アルプスの少女ハイジ』のレイアウトの歴史的な意味」について完璧に理解してくれたのを知る。嬉しい。
https://twitter.com/animesama/status/1702099391191064692

同じく、Xで劇場版『コブラ』で宮崎さんが作画を担当したパートが判明した。1988年2月号の特集「宮崎駿完全作品リスト」で編集とライティングを担当してから、ずっと謎だった。
https://x.com/animesama/status/1702100715928539227?s=20

2023年9月15日(金)
ワイフとグランドシネマサンシャインに。『アリスとテレスのまぼろし工場』をBESTIA enhancedで鑑賞。試写会よりも音響の印象がよかった。映画館を出ると強い雨。西口の新珍味で食べて吞む。ワイフはグランドシネマサンシャインで「名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊」のタイトルを聞いて『名探偵コナン』の映画だと勘違いして「あれ、まだ来年の映画のタイトルって発表になってなかったよね」と言っていた。『名探偵コナン ベネチアの亡霊』って、ちょっと前ならありそうだなあと思ったら、第6作目が『ベイカー街の亡霊』だった。『ベイカー街の亡霊』では「亡霊」を「ぼうれい」と読ませていたけど、今だと捻った読み方になるはず。
午前中に『火の鳥 エデンの宙』を配信で観る。確認したいことがあって、夕方に1話をまた観る。タイトルまで違うので原作と違うと言ってもしかたがないが「原作のここはどうなっていたっけ」と気になるところがあって、ネットで検索。原作を買い直したほうがよさそうだ。『火の鳥 エデンの宙』の配信と劇場公開の関係は『四畳半タイムマシンブルース』と同じなのかな。宮沢りえさんはよかった。
この日はイベントの告知、イベント関係の連絡と調整が仕事の大半だった。イベントの数が多いとそれだけでも忙しい。

2023年9月16日(土)
午前中は浜離宮恩賜庭園に。今回も都立9庭園共通年間パスポートを使った。庭園の中を歩いた後、新橋に。気になっていた洋食屋は行列。お気に入りのうどん屋も行列。しかたないので、新時代で吞む。事務所に戻って11月19日(日)イベントのレジュメを書く。これは書いていて楽しかった。16時にマンションに戻って少し休む。夜はオールナイト「【新文芸坐×アニメスタイル vol. 165】今 敏の奇想と混沌 ーー 妄想代理人」を開催。当日になってチケット完売。トークのゲストは安藤雅司さん、井上俊之さん。トークは『妄想代理人』にご自身が関わった経緯から、実際の仕事内容について。話題が豊富で楽しいトークになったと思う。トピックスとしては8話で井上さんが自分で原画マンに声をかけた話と、最終回でエフェクト作監のお手伝いに声をかけた話。お客さんは若い人が多い。このオールナイトで『妄想代理人』を初めて観る人が6割か7割くらい。映画好きの人が多かった模様(『SHIROBAKO』を観たことがある人よりも「ツイン・ピークス」を観ている人のほうが多かった)。トークの後、少し楽屋で話してから解散。上映を少しだけ観た。Blu-ray上映ではあるけれど、画面がモアっとした感じ。これはこれで映画っぽいくていいかもしれない。トークを見ていたワイフと新文芸坐を出る。ワイフが眠れそうもないというので、大塚まで歩く。午前0前後の大塚駅前はぶらぶらしている若者が大勢いた。大塚だとガールズバーの客引きの女の子に普段着みたいな格好の子が多いのが面白い。普段着というよりも部屋着かなあ。ちなみに池袋の客引きはコスプレイヤーのような女の子が多い。