編集長・小黒祐一郎の日記です。
2022年4月10日(日)
スターチャンネルで放映する「夕陽のガンマン[吹]日曜洋画劇場(追録ノーカット)版」をチェックする。吹き替えはクリント・イーストウッド/山田康雄(多田野曜平)、リー・ヴァン・クリーフ/納谷悟朗、ジャン・マリア・ヴォロンテ/小林清志、ルイジ・ピスティッリ/大塚周夫と、思いっきり『ルパン三世』。連続放映する「続・夕陽のガンマン/地獄の決斗[吹]日曜洋画劇場(追録ノーカット)版」も同様。録画予約をした。
途中からだけど、スターチャンネルでやっていた「サタデー・ナイト・フィーバー」吹き替え版を観た。こういう内容の映画だったのね。断片的な情報とパロディだけを目にして、ずっと浮かれた内容の映画だと思っていた。
15時からワイフとドーミーイン池袋に。まとめて休むために連泊する。
2022年4月11日(月)
ドーミーイン池袋で午前2時くらいに起きて、温泉に入ったり、二度寝してからまた温泉に入ったり。散歩をした後、事務所に。あるプロデューサーから電話があって、今後の記事やイベントについて打ち合わせ。それから、業界のある方から電話があって、書籍企画について相談を受ける。午後はこちらから電話をして、別のプロデューサーと話をする。最近はZoomが多くて、電話の打ち合わせは滅多にないけど、たまには電話もいい。
2022年4月12日(火)
早稲田松竹の10時30分からの回で「友だちのうちはどこ?」を観る。プログラム「早稲田松竹クラシックスvol.181/アッバス・キアロスタミ監督特集 ジグザグ道三部作」の1本。前に新文芸坐で観ているのだけど、びっくりするくらい内容を忘れていた。お話が面白いわけではないのだけれど、映画としては面白い。
4月11日(月)に「少年ジャンプ+」で公開された「さよなら絵梨」を読む。藤本タツキさんの新作で200ページを一気に公開。才気溢れるという点では同作者の近作と同様。自分が若い頃に読んだら感銘を受けただろうし、今の年齢でも充分に面白い。ただ、面白さよりも作者のイケイケ感に惹かれる。もう少し書いておくと、「さよなら絵梨」は200ページの読み切りだから成立した作品である。それから、今まで沢山書かれてきた「マンガで表現された映画」の最先端である。
2022年4月13日(水)
早朝散歩の途中で、24時間営業の山下書店に寄る。この日発売の「アニメスタイル016」があるかと思ったのだけれど、入荷していなかった。代わりに、というわけではないけれど、安室透が表紙の「an・an」等を買う。ワイフとグランドシネマサンシャインに。「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」【IMAXレーザーGT字幕版】を観る。ワイフはこのシリーズが好きなのだが、自分はほとんど観ていない。予備知識無しでの鑑賞だったが、ストーリーは大体分かった。太ったパン屋の男がやたらとチヤホヤされていて、どうしてこんなにモテるのだと思ったが、ワイフはそのパン屋の男が大好きで、彼を観るためにこのシリーズを観ているようなものであるらしい。
2022年4月14日(木)
心身をリフレッシュするために、ドーミーイン池袋に連泊して、普段よりもたっぷり寝て、温泉にも入ったのだけど、休んだせいで、今まで自覚していなかった疲労が顕在化してきた。
「アニメスタイル016」について書いておく。「特集 中村豊」が画期的なことのひとつが、1人のアクションアニメーターがあるTVシリーズで参加した話数全ての担当パートをカット単位で明記し、その担当した部分の本編カットをきちんとセレクト(ここも重要)して掲載したところだ。さらにオンエアと映像ソフトでバージョン違いがある場合は、映像ソフトの画像で掲載。その差異についても触れた。それから、アクションアニメーターが巻頭特集になったのは、アニメ雑誌の歴史の中で初めてのはず。
2022年4月15日(金)
ワイフとグランドシネマサンシャインに。8時からの回で『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』を鑑賞する。盛り沢山な内容で、各キャラクターの見せ場に見せ場を用意してある。突っ込みどころ満載なのだけど、それについて言及するのは野暮なのだろうなあ。ファンは突っ込みどころも楽しんでいるのだろう。自分にとっては音楽が大野克夫さんでなくなったことが大問題だった。これから、大野さんでない『名探偵コナン』に慣れていくのだろうか。その後の散歩では過去の『名探偵コナン』のサントラを聴いた。
既存書籍のカバーの刷り増し見本が届く。
2022年4月16日(土)
午前中は企画関係の書き物。アイデアを出す段階で、書いていて楽しい。昼の散歩は池袋から新宿まで。紀伊國屋書店 新宿別館で「アニメスタイル016」が販売されていることを肉眼で確認。夜は新文芸坐で「モスラ」4Kデジタルリマスター版【4K上映】を鑑賞。この映画を観たのは子供の頃のTV放映以来かもしれない。覚えている場面はいくつかあったけれど、かなり忘れていた。
話は前後するが、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』73話「炎の中の希望」はリアルタイムで観た(脚本/千葉克彦、演出/宮元宏彰、総作画監督/香川久、作画監督/横田守)。素晴らしく充実した出来。物語も映像も作画もいい。素晴らしい。