COLUMN

117 アニメ様日記 2017年8月20日(日)~

2017年8月20日(日)
早朝、新文芸坐に。着いた時には「新文芸坐×アニメスタイル セレクションVol. 96 片渕須直 長編アニメーション16年の歩み」の最後のプログラム『この世界の片隅に』の終盤だった。今回のオールナイトでは、何度もお客さんにお礼を言われた。帰り道でもお客さんに呼び止められて、ずっと前からこのプログラムを予告し、それを公言していたことについてお礼を言われた。照れくさいなあ。その後、池袋HUMAXシネマズで『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』を観る。

2017年8月21日(月)
今までお付き合いのなかった取次に行って話をうかがう。零細出版社の社長らしいお仕事。

2017年8月22日(火)
午前11時から新文芸坐で打ち合わせ。その後、事務所で打ち合わせが2本。移動して阿佐ヶ谷で打ち合わせ。次は西荻窪で打ち合わせ。さらに西荻窪で別の打ち合わせ。平田敏夫さんの小冊子のために探していた絵コンテ(制作会社に残っていなかったもの)を借りることができた。

2017年8月23日(水)
原稿作業をまとめてやらなくてはいけないので、8月22日(火)の22時に起きて、23時半に事務所へ。リアルタイムで「ルパン三世ベストセレクション」17位を確認。『旧ルパン』13話「タイムマシンに気をつけろ!」だった。このエピソードがベストに入るのは納得。途中にウォーキングと食事をはさんで、昼までキーボードを叩く。

2017年8月24日(木)
TOKYO MXの『母をたずねて三千里』が最終回。今回の再放送では、ながらではあるけれど、全話を観た。まとめて観るよりも1日1本を観た方が「旅している感」がある。週に1本の本放送時はそれがもっと強かったはずだ。『ペリーヌ物語』の再放送でも感じたが、少なくとも一部の名作劇場の作品においては、放送と放送の間の1週間も「作品の一部」だったのだ。今回の視聴で感じたのは、大人の描写がしっかりしているということ。過度に美化されているわけではない。だが、信頼できる大人が大勢出てくる。マルコの「素晴らしかったんだ、僕の旅」というセリフが全てを物語る。

2017年8月25日(金)
TOKYO MXの『母をたずねて三千里』の後番組は『あらいぐまラスカル』の再放送。引き続き視聴する予定。『あらいぐまラスカル』は観ていないエピソードもあるはず。

2017年8月26日(土)
「銀魂」実写版を観る。公開から随分経ってからの鑑賞となった。『銀魂』の実写化としては100点満点で120点の仕上がりだと思う。原作、アニメ版をリスペクトしたうえで、なおかつ面白い。コント風のダラっとしたところを含めて、テンポ感がいい。登場人物の再現度も高い。「きちんとお客さんの方を向いている作品」であり、その方向で作り切っている。素晴らしい。映画を観た後、dTVで配信されている同監督、同キャストによるドラマ「銀魂 -ミツバ篇-」を視聴した。