COLUMN

アニメ様の『タイトル未定』
393 アニメ様日記 2022年12月4日(日)

2022年12月4日(日)
引き続き、体調がよくない。ラジオ体操も散歩も休んで、事務所で作業を進める。途中でマンションに戻って2時間ほど横になる。作業をしながら、買ったものの空けていなかった「王立宇宙軍 オネアミスの翼 4Kリマスターメモリアルボックス」に目を通す。就寝前に、気楽なマンガが読みたくて「めんつゆひとり飯」を読む。

2022年12月5日(月)
病院に行ってCTスキャンを撮る。薬ももらう(後日追記。数日後に肺に問題があったことが分かるのだが、この段階では自分も病院の先生も肺が原因だとは思わなかった)。19時にネットで「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会」復刻の告知をする予定だったのだけれど、それまでに体力を使い切ってヘロヘロになったため、告知を事務所のスタッフに任せて帰宅。入浴した後、暖房を入れて重ね着をして就寝。
話は前後するが『僕とロボコ』1話を観た。テンポがいい。あっという間に終わった。Netflixで「バイオレンスアクション」と「トロール」を観た。「バイオレンスアクション」はやっぱり原作とは随分違った。「トロール」は4K作品で映像がやたらと鮮明。
「OTOMO THE COMPLETE WORKS 23『Animation AKIRA Layouts & Key Frames 1』」にざっと目を通す。面白い作りの書籍だ。

2022年12月6日(火)
体調はよくなったけど、全快ではない。散歩を休んで事務所でキーボードを叩く。今が年末刊行の書籍作業のピークかもしれない。体力が尽きて18時に帰宅。Netflixで「ウェンズデー」をながら観。ながら観なのでストーリーはノーコメント。女の子が可愛いし、画面の設計がいい。今まで観た4Kのドラマで、一番4K映えしていたかも。

2022年12月7日(水)
『チェンソーマン』9話がよかった。今までの『チェンソーマン』で一番よかったかもしれない。面白かったし、雰囲気もアクションもよかった。コベニもよかった。早めの夕食はワイフとしゃぶ葉に。栄養をつけるつもりで、野菜を食べて、肉を食べた。ロボットの猫が肉を持ってきてくれたのも楽しかった。ワイフはデザートのワッフルで大喜びしていた。

2022年12月8日(木)
午前4時30分に出社して、キーボードを叩く。体調が悪くなって帰宅。体温を計ったら38℃だった。今までの人生で、こんな高熱になったのは初めてだ。発熱外来のある病院を探して、そこに行く。病院の外のテントで検査をしてもらったところ、コロナでもインフルエンザでもなかった。レントゲンを撮ってもらい、肺に問題があることが分かった。その病院ではCTスキャンができないので、紹介状を書いてもらって、別の病院に移動。すでに歩くのもしんどくなっていた。CTスキャンを撮ったところ、心臓と肺に炎症ができているらしいことが分かる。その病院ではこれ以上の対応はできないとのことで、先生があちこちの病院に電話をして、引き取り手を探してくれる。このまま救急車で運ばれて入院することになるだろうと言われて、慌ててワイフにLINEでメッセージを送る。生まれて初めて車椅子に乗り、生まれて初めて患者として救急車に乗る。マンションから駆けつけたワイフも救急車に乗り込む。ワイフはノートパソコンとタブレットと充電用のケーブルを持って来てくれた。
救急車で都内の大きな病院に到着。病院のスタッフに「一人で歩けますか」と訊かれて、そんなこと訊かれるくらいの状態なのかと驚く。緊急治療室で検査が進む。担当の医師が若い男性で、熱い言動がマンガかドラマの主人公のようだった。看護師の受け答えもまるでキャラクターのようだった。検査が終わった後、しばらくその場で待機してから病室に。病室に移ってからも検査が続く。合間に事務所に電話をして事情を告げる。編集作業が大詰めの「KISS AND CRY 資料集」の作者である梅津泰臣さんに電話をして事情を話す。日曜に湯浅さんの特集上映がある新文芸坐に電話して、担当の花俟良王さんと話す。編集作業が大詰めの「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会」「KISS AND CRY 資料集」に関して、自分が病室でできることをする。いきなりの入院で作業の続きができたのは、ワイフがノートパソコンを持ってきてくれたのと、病室にWi-Fiがきていたのと、クラウドサービスのおかげだ。コロナ禍で家族も病室には入れないので、色々な人とLINEでやりとり。慌ただしいまま、夜に就寝。

2022年12月9日(金)
入院2日目。病室で目覚める。大部屋に移る予定だったけれど、熱が下がらなかったので別の個室に移る。「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会」「KISS AND CRY 資料集」の作業を進める。井上則人デザイン事務所に電話をして、事情と今後の進行について話す。誉められたことではないけれど、普段と変わらないくらい仕事をした(後日追記。そんなことをしているから、熱が下がらなかったのだ。ただ、ここで作業をしなければ「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会」「KISS AND CRY 資料集」の仕上がりがボロボロになっていたはず)。ワイフが歯ブラシやマグカップを持ってきてくれた。ただ、上記と同じ理由で、顔を合わせることはできず。
ネットで池田憲章さんが亡くなられたことを知る。勿論、ショックだし、悲しかったけれど、現在の自分の状況が状況なので、悲しさよりも心細さのほうが大きかった。

2022年12月10日(土)
入院3日目。午前中はKindleで「作りたい女と食べたい女」1~3巻を読んだ。面白いけど、予想外の展開に。延々と料理を作って食べるだけのマンガだと思っていた。その後は「先生、今月どうですか」2巻を読む。午後に大部屋に移る。身体中に点滴、酸素注入の管、心電図等のコードが付いていて、トイレに行くのも一苦労だった。

後日追記。12月8日(木)と9日(金)の段階で「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会」「KISS AND CRY 資料集」の編集作業は大詰めだった。残っている作業は「逆襲のシャア 友の会」のほうが多かった。当時のメールを読み直したら、病室で「逆襲のシャア 友の会」の奥付ページ等のテキストを作成していた。本文に使う紙も病室で選んでいた。特にピンチだったのが「逆襲のシャア 友の会」のリーフレットだった。テキストがかたちになって、もう一度、手を入れようと思っているところでの入院だった。病室でテキストを整理して、社内でそれを流し込んだラフを作ってもらい、その後、デザイナーさんに作業に入ってもらった。8日(木)と9日(金)で自分が抱えていた作業を終わらせて、後は事務所スタッフに進行してもらえるところまで持っていった。その後はネット経由でのチェックがメインとなった。