COLUMN

アニメ様の『タイトル未定』
389 アニメ様日記 2022年11月6日(日)

編集長・小黒祐一郎の日記です。
2022年11月6日(日)
朝の散歩時にはサブスクで『パリピ孔明』のサントラとボーカル集を聴く。サントラが新鮮だった。「こんな曲もあったんだ」って感じ。

2022年11月7日(月)
北米版Blu-rayで『プロジェクトA子2 大徳寺財閥の陰謀』を視聴中。ちょっとゴミが目立ったり、フィルムの質感が出すぎていると思ったりもするけど、とにかく映像が綺麗。映像特典も山盛りで「こんなものまで入っているの?」と驚く。海外のファンとメーカーの熱意と愛情には頭が下がる。話は変わるけど、C子のことが好きすぎるB子は、当時は変な人として扱われていたはずだけど、今となってはC子のことが好きすぎること自体は普通だよなあ。時代がB子に追いついたんだな。
『プロジェクトA子2』で、アニメ美少女描写史として重要なのが、A子が水着に着替える部分だ。一度も裸にならずに、私服から水着に着替える様子を丹念に描いている。望月智充さんの入魂の仕事だと聞いている。

2022年11月8日(火)
TOHOシネマズで『花の詩女 ゴティックメード』(Dolby-ATMOS)を鑑賞。前に観た時と同様に「えっ、ここで終わりなの」と思った。あと40分~50分は観たい。1本の映画としては物足りないけど、作家が自作を自身の手で映像化した映像として価値がある。夜はワイフとIKE・SUNPARKの「皆既月食池袋天体観測会」に。これは公園の真ん中で、ビックカメラが用意してくれた双眼鏡で月を見るというもの。それだけではなく、大きなモニターで月の様子を映し出していた。列に並ぶのも面倒なので、双眼鏡は使わず、芝生で横になって月食を見た。

2022年11月9日(水)
午後は新宿に。ワイフが行きたがっていた「るーみっくわーるどPOPUPSTORE in 紀伊國屋書店新宿本店」に寄ってから新宿御苑に。就寝前に確認することがあって「チェンソーマン」の原作に目を通したら、一度読んだものなのに、あんまりにも面白くて3冊分くらい読んでしまう。

2022年11月10日(木)
『Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-』6話も『モブサイコ100 III』6話もよかった。午前中の散歩では『装甲騎兵ボトムズ』のサントラを聴く。

2022年11月11日(金)
進行中の書籍のテキストチェックを進める。僕が粘ると全体の進行が遅れるので、ここは丁寧さよりもスピード優先。
『すずめの戸締まり』をBESTIA enhancedで観る。新海監督の熱意と意欲が素晴らしく、アニメーションとしての完成度も高い。作画に関しては映画前半の日常的な芝居がよかった。モチーフやテーマに関しては、まだ、自分の中で整理がついていない。他の人がどう受け止めるかが気になる映画だ。

2022年11月12日(土)
朝の散歩では『戦闘メカ ザブングル』のサントラ1、2を聴く。2人の方と『すずめの戸締まり』についてチャットで話をする。互いに疑問点をぶつけあったり。
「第197回アニメスタイルイベント ここまで調べた片渕監督次回作12【平安中期 何がどれくらいの大きさだったのか 編】」を開催。片渕さんの話が事前に聞いていた方向に転がらず、ちょっとだけ焦る。のんびりした空気のイベントだった。チラリと美術のデザインやキャラクターのデザインがスクリーンに映し出された。美術デザインはこれから変更されるものもあった。トーク中に、次回の正月のイベントをどうするかが話題になった。いつも通りのイベントにするのか、それともちょっと変わった趣向にするのか。
ディズニープラスで『-禅- グローグーとマックロクロスケ』を視聴。短編だった。これからのスタジオジブリの活動に関する布石として作られたものなのだろうか。