COLUMN

アニメ様の『タイトル未定』
343 アニメ様日記 2021年12月19日(日)

編集長・小黒祐一郎の日記です。
2021年12月19日(日)
早朝の新文芸坐に行って、オールナイト「新文芸坐×アニメスタイル セレクションvol. 133 2021年の傑作!! ポンポさん・肉子ちゃん・ハサウェイ」の終幕に立ち合う。『閃光のハサウェイ』を少し観たが、新文芸坐さんの音量マシマシでの上映は迫力満点だった。話は前後して土曜夜の話になるが、オールナイトの序盤で『映画大好きポンポさん』の上映も観た。こちらは35ミリフィルムでの上映で、色が予想よりも落ち着いたものになっていた。キャラクターとしてのポンポさんは派手な感じが弱まっていた。雨で地面がキラキラしているような描写については、あまり印象は変わらず。
オールナイトの後はデスクワークと散歩。『スーパーカブ』を1話から改めて観る。今回はヘッドホンで音を聴きながらの視聴だ。15時から吉松さん、ワイフとラムしゃぶを食べる。これが今年最初で最後の忘年会かな。

2021年12月20日(月)
『スーパーカブ』の藤井俊郎監督にインタビューをした。「アニメスタイル016」のための取材だ。インタビューの窓口が知り合いだった。知り合いというか、アニメスタイルの卒業生の武井風太君だった。
『スーパーカブ』放映開始直前に、スタジオKAIのサイトに藤井監督の非常にしっかりとしたインタビューがアップされた。記事としてあまりにも上手にできているので、あれが制作会社のスタッフがまとめた記事なら凄い、いや、プロのライターより上手いのではないかと、僕の周囲で話題になっていた。そのインタビューを担当したのも、武井君だったことが分かった。どこの誰がやったのか分からずに誉めていたのだが、実は内輪誉めだった。

2021年12月21日(火)
『無職転生 異世界行ったら本気だす』終盤をまとめて観る。かなりよかった。最終回も最終回らしくなっていたと思う。ワイフとグランドシネマサンシャインで「マトリックス レザレクションズ」【IMAXレーザーGT字幕】を鑑賞。期待していたよりものとは違っていたけれど、別にがっかりはしなかった。メタ的な部分については少し戸惑った。

2021年12月22日(水)
翌日の取材の質問状を書く。今日は50分で書いた。これは傑作。質問状だけでも面白い。いや、質問状が面白くてもしかたないのだけど。仕事の合間に、こむぎこ2000初個展「KG-2000」に行く。色々と刺激的な展示だった。ご本人がいらしたので購入した本にサインをいただく。取材の予習で『クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ~拉麺大乱~』を配信で観る。それから、深夜アニメの最終回を片っ端から観る。

2021年12月23日(木)
配信で『クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 失われたひろし』を観る。全てのアニメ『クレヨンしんちゃん』の中で、みさえが一番美人に描かれているのではないか、と思った。午後は「アニメスタイル016」で『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』の取材。予想と違うことも多かったけれど、それも面白い。引き続き、深夜アニメの最終回を観る。

2021年12月24日(金)
公開初日の朝に『劇場版 呪術廻戦 0』を、ワイフと一緒にグランドシネマサンシャインで鑑賞。IMAXは席が取れなかったので、BESTIAで観た。立派な出来だった。ビジュアルを含めて「望まれているものをきちんと提供している」と思った。それをしっかりやっているという意味でも立派な出来だった。
DVD BOXで『らんぽう』を1話から11話Aパートまで観る。

2021年12月25日(土)
クリスマスプレゼントで、ワイフから手編みのニット帽とネックウォーマーをもらう。ワイフと大久保あたりを歩いて、外食。他はデスクワーク。
24日にひょっとして『無職転生 異世界行ったら本気だす』のサントラってサブスクにあるかなと思って探したら、あった。この日は『呪術廻戦』のサントラはあるかなと思って探したら、やっぱりあった。便利過ぎるなあ。いや、便利で困るのも変なんだけど。
『古見さんは、コミュ症です。』をまとめて観る。このシリーズについて、作品として出来はよく出来ているけど、キャラクターとしての古見さんはあまり好きになれないなあと思っていたのだけれど、視聴が進むうちに愛おしくなってきた。がんばれ、古見さん。
『らんぽう』は11話Bパートから14話まで観る。『らんぽう』14話「天国デスマッチ! 仏と鬼」は摩砂雪さんの作監回。終盤で天国の人(神様?)が、動きの途中でセル3枚分くらいだけ「顔が巨神兵になる」という全く意味の分からないギャグがあって、ちょっと驚いた。