編集長・小黒祐一郎の日記です。
2021年2月28日(日)
午前中はワイフの「100円ショップを巡る旅」につきあって、池袋から大塚に。昼飯の後、ワイフはさらなる100円ショップを求めて山手線で旅立つ。自分は事務所に戻り、Zoom打ち合わせとデスクワーク。取材の予習で『新世界より』を観る。
このところ、就寝前に「かしましハウス」を読んでいる。このマンガを読むのはおそらく3度目。今の自分にとって、一番好きなマンガかもしれない。
2021年3月1日(月)
散歩で池袋と飛鳥山公園を往復。久しぶりに公園の奥に行ったら、大河ドラマをきっかけに渋沢栄一関連の新しい施設、チケット販売所等が出来ていた。渋沢栄一をデフォルメキャラ化したグッズやイケメンにしたイラストもあった。その後はデスクワーク。主な作業は「川元利浩アニメーション画集」の追い込み、取材の予習、次の書籍の準備など。
取材の予習で「アニメスタイル006」の『四月は君の嘘』特集を読み直す。誌面構成がゆったりしていて、自分で言うのも何だけど、内容も濃い。資料も豊富で、5話の原画に3ページ使っていて、各話のコンテ(石浜真史さん、神戸守さん、中村章子さん)をそれぞれ1ページずつ掲載するというマニアックさ。続けて「アニメスタイル011」の『フリップフラッパーズ』特集に目を通す。
2021年3月2日(火)
午前1時に出社。タイプミスではなく、午前1時に出社して取材の予習等。13時から「この人に話を聞きたい」で小島崇史さんの取材。取材場所はまたまた新宿で、写真が今までと似た感じにならないかが心配だったのだけど、今回もカメラマンの平賀さんが新しい撮影場所を見つけてくれた。小島さんの取材は仕事に対する前向きさと、しっかりとしたビジョンを持っていることが印象に残った。
2021年3月3日(水)
午前中の散歩は池袋から江古田。14時からZoom打ち合わせ2本立て。作業は「川元利浩アニメーション画集」の追い込みと次の書籍、次の次の書籍の準備。『ゆるキャン△』第1シリーズを改めて視聴。
Zoom打ち合わせ用に新たに買ったヘッドセットを試す。今度はBluetooth接続だ。どうやら早口で喋るとノイズが出るらしい。テスト中に「小黒さん、ゆっくり話してください」と言われる。これは僕の環境では実用的ではないなあ。
2021年3月4日(木)
午前中に池袋HUMAXシネマズで『劇場版ポケットモンスター ココ』を観る。他は散歩とデスクワーク。引き続き「川元利浩アニメーション画集」の大詰め。次の書籍、次の次の書籍の準備。
WOWOWの4Kリマスター版『あしたのジョー』を録画で視聴。今までフィルム時代のアニメのリマスターを観て「デジタルアニメのような鮮明さ」と思ったりしたけど、それとも別次元の映像。印象で言うと「セルそのものよりも鮮やか」。『ウマ娘 プリティーダービー』第1期を1話から10話まで観る。
2021年3月5日(金)
『ARIA The CREPUSCOLO』を観るためにグランドシネマサンシャインに。初日朝イチのBESTIA上映で観るぞ、と思って行ったのだけど、機材トラブルのために、その回は上映中止。中止後のグランドシネマサンシャイン側の対応は相当によかった。そして、お客さん達は文句を言うわけでもなく素直に劇場を出ていった。『ARIA』のファンになる人は、やはり紳士的だなと感心した。デスクワークの後、グランドシネマサンシャインのチケットを再度とって、夕方のBESTIAの回で『ARIA The CREPUSCOLO』を鑑賞。ここで観ないと何時観られるか分からないと思って、その日のうちに再チャレンジしたのだ。
「川元利浩アニメーション画集」「川元利浩アニメーション画集[原画編]」「川元利浩アニメーション画集[デザイン編]」の編集作業が全て終了。
2021年3月6日(土)
散歩とデスクワークの後、新文芸坐で「甘い生活」(1960・伊=仏/174分/DCP)を観る。プログラム「芸術と魂を高め合った二人の巨匠 フェリーニとヴィスコンティ」の1本。学生時代からタイトルだけ知っている映画だが、観るの初めて。途中までは楽しく鑑賞できたのだが、終盤の展開はノレなかった。ノレなかったのは公開された当時と現在のモラルの違いのためだろう。公開当時の観客が、この作品をどう受けとめたかを想像することはできる。以下は別の話。近年の、といっても15年程前の邦画で、終盤に浜辺に流れついた鯨が出てくる映画があった。あれは「甘い生活」へのオマージュだったのか。16時から吉松さんとSkype飲み。