COLUMN

第706回 激ヤバくも諦めず

すみません! コンテ終わって以来、作画の直しに加勢していてバッタバタです(汗)!

とはいっても社内班は若手に任せて、俺の方はもっぱらグロス話数(社外に撒いた分)の修正がメイン。現状よりも少しでも良くなるようにと、ギリギリまでペンも走らせもがき、足掻き続けます。それが監督の責任だと思うから。

ふと、先週の話題の続きで、またコバヤシオサムさんのことを思い出しました!

というのも、自分の知ってるオサムさんはどんなピンチでも仕事と遊び両方とも諦めないお方だったからです。周りのスタッフを多少振り回してでもご友人らと飲みに行くときは行ってしまうんですが、飲み終わるとスタジオに戻って仮眠して、また机にしがみつくんです。おそらく良い仕事をするために飲みに行くことが必要だったのでしょう! 少なくともご一緒したゴンゾ時代は、下(1階)のサイゼリ○で朝まで安ワインを飲んだりしたんですが、オサムさんの机の上にはいつも未チェックカットが山積みになっておりました。でもそこからも絶対に逃げないんです! 人付き合いも創作もすべてテンションマックス——それがコバヤシオサムという男でした。それに対して、仕事をなんとかこなすために遊びから逃げてしまう、気の小さい男が板垣だと思ってください(苦笑)。