COLUMN

第705回 オサムさんの話をもう少し

板垣君のレンジ君のヤツ、良かったじゃん! 「おっ、ヤルな」って思っちゃった!

 これはコバヤシオサムさんからもらった最後の電話でした。去年の始め頃だったと思います。「レンジ君」とはもちろん村田蓮爾さんのこと。つまり俺が監督した『COP CRAFT』をちょっと褒めてくださったのです。オサムさんは村田さんとお友達なので『COP CRAFT』は「レンジ君のヤツ」になるわけ。オサムさんからあまり褒められたことがなかった自分は、その時の電話が結構嬉しかったのを憶えています。ちなみにこの時に限らず電話はたいがいオサムさんから、やっぱり飲み屋からが多かったです。「今、○○さんと飲んでるんだけど、板垣君の話題になってさぁ、飲みにこない?」と。とにかく顔が広いオサムさんは自分との共通に知人が多いのです。

てのもありました。なぜオサムさんんがWUG!のメンバーと? 未だに謎です。
 あと記録によると2013年6月になるのでしょうか? 意外と前だなと思ってるのですが、阿佐ヶ谷ロフトAにて12年ぶりの師匠との再会もオサムさんのおかげで実現したのでした。「コバヤシオサムのアニメ道(道)×3=アニメーター友永和秀」にゲストで呼んでいただいたんです。「板垣君、友永さんの弟子なんだから来てよ!」との電話で。あの名アニメーター・金田伊功さんがテレコムに遊びに来た際、友永さんの口から「コイツ俺の弟子!」と紹介されたのだから「弟子」と呼ばれることは否定しませんし光栄なことだ、と当時南阿佐ヶ谷にあったミルパンセから歩いて行きました、ロフトAへ。