編集長・小黒祐一郎の日記です。
2020年9月20日(日)
無観客配信トークイベント「アニメスタイルTALK 沓名健一の作画語り」を開催。「沓名健一と語るアニメ作画の20年」と「続・沓名健一と語るアニメ作画の20年」と、この日のイベントで「WEB系」から近年の「デジタル作画によるスーパーアクション」への流れが見えたと思う。この後も沓名さんに出演してもらうイベントを開催する予定だ。イベントは14時頃に終了。今回も打ち上げはやらず、その場で解散。ちょっと寂しい。
2020年9月21日(月)
起きたのは9月20日の21時半。入浴したり、Kindleで本を読んだりしてから、9月21日の午前1時半に事務所へ。その後はゆったりと作業を進める。
Kindleの読み放題で「発作的座談会」があったので読む。椎名誠さん、沢野ひとしさん、木村晋介さん、目黒考二さんの座談会集で、紙の本の刊行は1990年。1990年だったら、この4人は40代半ばであり、僕は20代半ば。当時は「面白いおじさん達だなあ」と思って読んでいたはずだ。今では僕は50代半ばなので「元気なお兄ちゃん達だなあ」と思いつつ読む。その感覚がちょっと不思議。
2020年9月22日(火)
4連休の最終日。14時くらいまでデスクワーク。取材の予習で実写映画「サイモン&タダタカシ」と「フラッシュバック・メモリーズ」を配信で観る。どちらも『音楽』監督の岩井澤健治さんが参加した実写映画だ。マンションで休んでから、ワイフと新宿武蔵野館に。21時からの回で『音楽』を観る。僕は2度目の鑑賞だった。どうして21時からの回だったかというと、今はこの回の上映しかやっていないのだ。話は変わるが、新宿武蔵野館の予告でやっていた映画はどれも面白そうだった。
Kindleで「純情クレイジーフルーツ」前編、後編を読む。これもタイトルだけ知っていて読んでいなかった少女マンガだ。今の目で見ても充分に面白い。キャラクターが魅力的だ。時代の気分も懐かしい。
山本圭子さんが下肢骨折の治療のため休養をとることになり、『サザエさん』の花沢さんに代役が立った。代役は伊倉一恵さんだと思う。録画を観たところ、大健闘だった(後日、代役が伊倉一恵さんだったことが「100日サザエさん」アカウントのツイートで明らかになった)。
2020年9月23日(水)
雨天のため、早朝散歩はおやすみ。13時までは取材の準備、進行中の書籍作業、ちょっとした原稿などで大忙し。14時から新宿で「この人に話を聞きたい」取材。今回登場していただくのは『音楽』監督の岩井澤健治さん。学生時代のことからたっぷりと話をしてもらった。
『ソードアート・オンライン アリシゼーション』の視聴開始。
2020年9月24日(木)
またも雨天のため早朝散歩はおやすみ。夕方までずっとデスクワーク。「なつぞらのアニメーション資料集[劇中アニメ・小道具編]」 の表紙案がかたまる。馬越嘉彦さん描きおろしイラストの缶バッチの制作も進む。
『ソードアート・オンライン アリシゼーション』を最終回まで観て『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld』を観始める。イベントで泉津井陽一さんが「最近のもので、撮影が凄いアニメと言えば『ソードアート・オンライン』だ」と言っていたが、その意味が分かった。
2020年9月25日(金)
うっすらと雨が降る中、ワイフと早朝散歩に。ワイフとグランドシネマサンシャインの13時からの回で「TENET テネット【IMAXレーザーGT字幕】」を鑑賞。ワイフは大満足。僕も「映画を観たぞ」という気分だ。ただ、メインのアイデアは映像に落とし込むのが難しいタイプのもので、二度目以降の鑑賞で理解できる部分が多そうだ。とにかく、これでネットのネタバレを気にしなくてすむ(すでにいくつかネタバレをくらっていた)。食事をしてから事務所に戻る。
2020年9月26日(土)
雨天のため早朝散歩はおやすみ。午前10時くらいまでデスクワーク。傘をさして池袋から東中野まで歩く。東中野から電車で西荻窪に。ササユリカフェの「アニメスタイル20周年展」の「馬越嘉彦 仕事集」の展示を見る。池袋に戻ってデスクワーク。17時から吉松さんとSkype吞み。
『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld』を最終回まで観る。ラス前まではNetflixで。最終回は配信がまだだったので録画で観た。