COLUMN

134 アニメ様日記 2017年12月17日(日)~

2017年12月17日(日)
シネ・リーブル池袋で『劇場版 はいからさんが通る 前編 -紅緒、花の17歳-』を観る。スピーディな映画だとは聞いていたけれど、予想の倍以上の速さで物語が展開。それでも登場するキャラクターを好きになれる作りになっているとは思った。キャストに関しては紅緒もいいんだけど、男性キャストの華やかさが印象的。作画に関しては、映画後半のシベリアのある場面で「あ、羽山淳一さんがやっている」と思った。

2017年12月18日(月)
『ボールルームへようこそ』最終回を観る。画作りに新鮮な魅力のある作品だった。1話から観直したい。
 今朝のTOKYO MXの『ペリーヌ物語』はペリーヌが自分で靴とシミーズを作る話。ペリーヌが次の日曜に自分でシミーズを作ると言ったのに対して、同僚の女性が「ええ、なんだって?」と聞き返す。それに対してペリーヌが「シミーズ!」と言う。これは視聴者に対して、ヒロインの少女が自分で下着を作るということを強調しているわけである。そして、そのシミーズを作りはじめる場面でペリーヌは上半身ヌードに。本放映で驚いたのはこの場面かなあ。絵コンテは富野さん(クレジットでは「とみの喜幸」表記)。脚本のままなのか、コンテでアレンジしているのか、非常に気になる。

2017年12月19日(火)
来年は「この人に話を聞きたい」が20周年で、それをきっかけにして「インタビューまとめ」をテーマにしたトークイベントをやろうかと思って、話す内容を考えていたのだけど、30分くらいが限界だと分かったので、別のテーマを考えることにした。『ネト充のススメ』を最終話まで観る。心情描写でいいなと思うところのあるシリーズだった。

2017年12月20日(水)
昨夜の「ルパン三世ベストセレクション」は1位を放映。予想通り、1位は『新ルパン』最終回「さらば愛しきルパンよ」だった。アニメーションとしての評価が高いのは分かるけれど、それまでの『新ルパン』を否定したとも解釈できるこのエピソードが1位になるのは皮肉だ。以下が全ランキングの結果である。

24位『旧ルパン』第3話「さらば愛しき魔女」
23位『PARTIII』第44話「ボクたちのパパは泥棒」
22位『新ルパン』第26話「バラとピストル」
21位『新ルパン』第69話「とっつあんの惚れた女(ひと)」
20位『PARTIII』第37話「父っつあん大いに怒る」
19位『PARTIII』第50話「原潜イワノフの抹殺指令」
18位『新ルパン』第137話「華麗なるチームプレー作戦」
17位『旧ルパン』第13話「タイムマシンに気をつけろ!」
16位『PARTIII』第1話「金塊はルパンを呼ぶ」
15位『新ルパン』第32話「ルパンは二度死ぬ」
14位『旧ルパン』第2話「魔術師と呼ばれた男」
13位『新ルパン』第148話「ターゲットは555M」
12位『新ルパン』第7話「ツタンカーメン三千年の呪い」
11位『新ルパン』第98話「父っつあんのいない日」
10位『PARTIII』第24話「友よ深く眠れ」
9位『PARTIII』第5話「五右ェ門無双」
8位『新ルパン』第1話「ルパン三世颯爽登場」
7位『新ルパン』第112話「五右ェ門危機一髪」
6位『新ルパン』第99話「荒野に散ったコンバット・マグナム」
5位『旧ルパン』第1話「ルパンは燃えているか・・・・?!」
4位『旧ルパン』第4話「脱獄のチャンスは一度」
3位『旧ルパン』第5話「十三代五ヱ門登場」
2位『新ルパン』第145話「死の翼アルバトロス」
1位『新ルパン』第155話「さらば愛しきルパンよ」

 ランキング発表の途中までは「『PARTIII』が多いなあ」と思っていたけれど、終わってみれば『旧ルパン』6本、『新ルパン』12本、『PARTIII』6本であり、それぞれのシリーズの総話数を考えると、順当な割合と言えるのではないか。「どうしてこれが入っているのだろう?」というエピソードもあるが、そういうところを含めて面白い企画だった。なお、公式サイト「『ルパン三世 NETWORK」によれば25位から30位までは以下のエピソードだそうだ(順不同)。

『PARTIII』第49話「父っつあんが養子になった日」
『旧ルパン』第9話「殺し屋はブルースを歌う」
『旧ルパン』第11話「7番目の橋が落ちるとき」
『新ルパン』第21話「五右ェ門の復讐」
『新ルパン』第58話「国境は別れの顔」
『新ルパン』第152話「次元と帽子と拳銃と」

2017年12月21日(木)
午前9時15分から新文芸坐でとある映像の試写。吉松さんも同席。
 改めて確認すると、今の「アニメージュ」って表1のロゴも、背表紙も「Animage」で、奥付だけが「アニメージュ」なのね。それで言うと、「Newtype」も奥付は「月刊ニュータイプ」だな。今後、雑誌としてのアニメージュについて表記する場合は「Animage」ではなく、「アニメージュ」にしよう。改めて「アニメスタイル」編集用の用事・用語集を作りはじめる。

2017年12月22日(金)
『ヴィナス戦記』をDVD(海外版)で視聴。続けてAmazonプライムで『たまこラブストーリー』『好きになるその瞬間を。~告白実行委員会~』を観る。午後にササユリカフェで開催中の「後藤隆幸個人展『TAKAYUKI GOTO ART WORKS』」に。今回も貴重な展示物がたっぷり。特にセル画に迫力があった。時間の関係で、ファイルは一部を見ただけだが、『赤い光弾 ジリオン』の活き活きとした画がよかった。
 2018年1月発売号の「設定資料FILE」が校了。

2017年12月23日(土)
ワイフの付き合いで、新文芸坐で上映されていたアメリカの実写映画「ムーンライト」を観る。同劇場のプログラム「シネマ・カーテンコール 2017」の1本だ。どんな内容の映画なのかまるで知らないで観た。普段なら自分が積極的に観るタイプの映画ではなく、それもよかった。撮影が凝っており、映像で感心するところが多かった。