2017年11月13日(日)
『この世界の片隅に』が劇場公開1周年を迎えた。この1年間ずっとどこかで上映されていたのだ。これは大変なことだ。今後も皆に愛され続ける作品でありますように。
夜は「第137回アニメスタイルイベント絵本刊行記念 あずきちゃん同窓会」を開催。出演者は以下の通り。
丸山正雄さん(プロデューサー)
小島正幸さん(監督)
芦野芳晴(キャラクター設定)
ゆかな(あずきちゃん役)
宮崎一成(小笠原勇之助役)
川田妙子さん(西野かおる役)
真殿光昭さん(高柳ケン役)
ゆきじ(トモちゃん役)
津久井教生さん(坂口まこと役)
皆口裕子さん(あずきちゃんのお母さん役)
アニメスタイルイベント史上で、ゲストの人数が最大であったかもしれない。さらに第三部では飛び入りで、近藤栄三プロデューサーにもステージにあがって、たっぷり語っていただいた。ゲストを集めるのは丸山さんにお任せしていて、イベント開始直前までどなたが来るか分からなかったので、トークのプランを立てる余裕はなく、その場その場の判断でトークを進めた。とは言っても、皆さん、お話が上手なのでその点では苦労しなかった。僕がやったのは話題に漏れがないか、ゲストの皆さん全員に話してもらえているかを気にしたくらいだ。トークの内容は企画、脚本、作画、演出、アフレコと多岐にわたり、きちんと「作品のイベント」になっていたと思う。お客さんの反応が異様によかったのも印象的で、キャストの方々も喜ばれていた。
僕はイベントにあたって『あずきちゃん』全話を観直したのだれど、全然足りなかった。お客さんの方がずっと濃かった。次に機会があったら、もっと気合いを入れて予習をしたい。
2017年11月13日(月)
録画で、TV放映版「シン・ゴジラ」を観る。間にCMが入ると、緊張感が維持できないのではないかと思ったけれど、そんなことはなかったようだ。
2017年11月14日(火)
明け方、作業中にパソコンにトラブル発生。再起動しようとしたけれど、再起動できない。慌てて自宅に戻り、ノートパソコンを事務所に持ってきて、作業を続ける。不幸なことは重なるもので、iPhoneの歩数計アプリも落ちて、再起動をかけたら昨日と今日の歩数記録がリセットされた。昼にはパソコンか復旧したが、またこんなことがあるといけないので、新しい外付けのハードディスクを購入して色々とバックアップをとる。
2017年11月15日(水)
「ルパン三世ベストセレクション」の5位は『旧ルパン』1話「ルパンは燃えているか・・・・?!」。これは順当。残りは4本だ。おそらく『新ルパン』の「死の翼アルバトロス」「さらば愛しきルパンよ」は入るとして、今までの流れから考えると『旧ルパン』の「黄金の大勝負!」も入りそう。残り1本は『旧ルパン』なら「脱獄のチャンスは一度」「十三代五ヱ門登場」「7番目の橋が落ちるとき」あたり、『新ルパン』なら「哀しみの斬鉄剣」「国境は別れの顔」あたりか。『新ルパン』の「ICPO(秘)指令」「君はネコ ぼくはカツオ節」、『PARTIII』の「ニューヨークの幽霊」「カクテルの名は復讐」あたりがくると、僕的には嬉しい。
2017年11月16日(木)
ある作品のレイアウトを見ていたのだけれど、監督修正が猛烈に上手い。昔のTVシリーズの巧い作画監督的な巧さで、えらく画が決まっている。しかも、この作品だと、演出、作画監督がチェックした後に監督がチェックを入れている模様。総作監とチェックするカットを分けているのだろうか。
イベント関連で動きがいくつかあった。来年1月に予定していたイベントのひとつが2月以降に延期。それと別に前から準備していたイベントが中止。企画していたイベントの全てが実現したら、12月と1月で4回イベントをやることになっていたはずで、それはそれでしんどかったけれど。それと、オールナイトの企画もひとつ、没になった。まあ、そんな日もある。
2017年11月17日(金)
作業をしながら『機動警察パトレイバー』の初期OVAシリーズ(アーリーデイズ)を流す。面白いなあ。3話、4話を観るのはリリース時以来かもしれない。3話、4話はリリース当時は「え~~」と思いながら観ていたんだけど。
仕事の合間に「少女革命ウテナTVアニメ20周年記念展」に行く。予想していたよりも資料が充実。お客さん達が熱心に見ていたのも嬉しかった。実は展示で使える『少女革命ウテナ』の資料が手元にあり、今回のイベントで提供しようかと思ったのだけど、実現しなかった。それは別の機会に。
声優の鶴ひろみさんが亡くなられたことが報じられた。亡くなったのは11月16日(木)だそうだ。『ペリーヌ物語』のペリーヌ役、『DRAGON BALL』のブルマ役、『きまぐれオレンジ☆ロード』の鮎川まどか役、『それいけ!アンパンマン』のドキンちゃん役が印象的だ。僕は書籍「キャラクターボイスコレクション」で取材させていただいた。色々なお話をうかがったのだが、10年後か20年後にまた話を聞きたいと思った。お話をうかがって、ちょっと気になることがあり、鶴さんがどんなふうに歩んでいくのかが気になったのだ。だけど、その願いは実現しなかった。心よりご冥福をお祈り致します。
2017年11月18日(土)
原稿を書いていて、自分にとって一番のキャプションが書けた。多分、この数年のベストだ。チェックに出す前に「やっぱりやめた」と思わなければこのままで。
「別冊映画秘宝特撮秘宝」で、気になっていた「検証・11月の傑作選」に目を通す。會川昇さんの原稿だ。「帰ってきたウルトラマン」の「11月の傑作選」について、その呼び名が生まれて、活字になるまでが検証されており、大変に興味深い。当時、僕は「ウルトラマン大百科」の「11月の傑作選」についてのコラムの「怪獣ファンは……」という記述について、「この怪獣ファンって誰なんだ」と思っていた。その謎が解けました。ありがとうございます。