COLUMN

第506回 同窓会と先生


と、小学生の頃の自分に檄を飛ばしたコジマブンゾウ先生に30数年振りにお会いでき、感激しまくりの同窓会でした。久しぶりにクラスメイトに会えるのはもちろん楽しみだったけど、事前にT君より「コジマ先生がご出席される」とメールがあった時は、俺も「何が何でも出席するぞ!」と。で、75歳になられた先生は

精悍だった昔とは打って変わって温厚な雰囲気を放たれてました。多少細かい話を挟むと、自分にとってコジマ先生は小学4年生の時の担任で、5・6年生では板垣は1組でコジマ先生は2組の担任(玉川小は各学年2クラス)。よって卒業時が基準の今回の同窓会では、気持ち離れたところから先生を見ていようと思っていたのですが、なぜか先生と隣り合わせの席に座る事になってしまい緊張! そして先生は色々お話してくださり、30年前の思い出が次々と蘇ってきたんです。「どきなさい、どきなさい! 危ないからどきなさい!」と生徒たちをかき分けてドリブルして、あさっての方向へ大シュートするコジマ先生。板垣が上級生と殴る蹴る噛みつくの大喧嘩をした時は、仲裁に入ってくださったコジマ先生。その大泣きしてた俺を指してまわりの生徒らに「見なさい!! 自分より強い相手とばかり喧嘩する伸みたいなヤツが本当に強いんだ!」と励まして(?)くださったコジマ先生。運動会の退場式でクラスメイトと殴り合いの大喧嘩してた時(喧嘩ばっか……)は、すでに退場したはずの姉が門から戻ってきて、俺を引っ張ってムリヤリ退場。それを見て「伸はいい姉さん持っとる!」と感心してたコジマ先生。
 中でも板垣がいちばん影響を受けたのは「画の描き方」でした。小学校の先生なのでなんでも教えるわけですが、どう見ても体育会系のコジマ先生はなぜか図画工作の授業、特に「画」にうるさかったんです。小4当時の「コジマ流絵画術」はごく単純な2点(基本水彩です)。

・画用紙をはみ出すように構図するべし!
・必ず絵の具を2色混ぜて、一筆塗ったらまた2色混ぜる。これを最後まで繰り返すべし!

今思い返すと、アニメの仕事にも通じてる内容なので、次週に続きます。ここんとこ仕事が忙しくて長く書けず申し訳ありません! 今度挽回します(汗)。