COLUMN

第499回 やっぱり当たり前、と大きなお世話

 前回同様、また当たり前の事。あくまで「俺はこう考える」ですが、

他人(場合によって社会)に意見する際は、必ず一度「自分が考える程度の事は、相手(皆)はすでに考えているハズ!」と思うべき!

です。こう思う事で、「君の知らない話を教えてあげよう」という上から目線ではなく「君も知ってるこの事について一緒に話し合おう」という同じ目線になります。例えば企画とかも「俺、誰も考えなかった凄え企画思いついたんだぜ!」って自信をもっていても、今時やられてない企画なぞほとんどないわけだから、後で二番煎じだったと知ってガッカリするだけ。それだったら最初から「どこかで誰かがこれと似た企画をすでにやったと思うけど、僕自身は面白く作れると思うからやる」と決心していればいいんです。やるやらないは自由ですから。SNSなどで好きな事を書くのも自由ですが、書く前に「こんなに深く物事考えてるヤツ、俺以外にいるわけねーだろ!?」と読み手を見下すのではなく「自分と同じ考えの方、たくさんいますよね?」という事を心掛けるべきです(ちなみにこの連載はもちろん後者のつもりです)。要は

どんな相手も仕事も馬鹿にしてはいけない!

って事だと思うんです。でも周りや世間が馬鹿に見えてしょうがない人って後を絶たないもんですね、ホント。

 あと話はまったく飛んで、最近は周りの人にハッキリ言ってる事なんですが

俺は考えて納得しながら物事を進めるのが好きなんだから、
ほっておいてほしい!

と。例えば電車での移動。誰かと一緒だと、必ずSuicaとスマホ攻撃に遭います。どの人も大抵Suicaで改札を通って、もたもた(本人的にはじっくりと)運賃表を見て、切符を買って改札を通ると「なんでSuicaにしないの?」の質問(攻撃)。

俺は切符を買うのが好きなんだ!!

と。ちなみに前は自分もSuicaを使ってました。でも、路線図を見て「ここからあそこまでいくらかかる」感覚が衰えると、電車移動が楽しくなくなると感じて止めたんです。で、駅に着いたら着いたで、今度はスマホを見ながら「こっちですよ」と先導(攻撃)。

俺は景色を見ながら考えて歩く事を楽しみたいの!!

これは何人かに1人の割合ですが「監督、スマホにしないンすか?」何が悲しくて外に出てまでスマホ見て歩かなきゃならんの!? と言いながら自分も近いうちにスマホに切り替えるんですが(7年モノのPHSがそろそろ限界で)、打ち合わせなどの時間厳守イベントでもない限り、スマホで最短距離を検索し、スマホの地図画面を見ながら歩く事はしません、たぶん。