COLUMN

104 12月にトークイベントをふたつ開催しました

 「平松禎史 アニメーション画集」 と「アニメスタイル010」の編集作業が同時進行で、大忙しの日々でした。まだその忙しい日々が一段落したわけではありませんが、しばらくお休みしていた「アニメ様の『タイトル未定』」を再開します。 

 12月4日(日)にトークイベント「第124回アニメスタイルイベント 帰ってきたデータ原口のアニメ講義 『クレジットから見る 東映アニメーション60年』」を開催しました。アニメスタイルイベントの原口さんのアニメ講義は、6月12日(日)開催の第116回イベント以来の半年ぶり。遅刻が多い原口さんが、今回は開演前には会場に到着しましたよ。
 内容はタイトル通り『白蛇伝』から近代までの東映アニメーションの歴史をクレジット表記から探っていくというもの。最初の『白蛇伝』のパートが長くて、近代までたどり着くのかどうかが心配でしたが、なんとかイベント中にゴールイン。内容は極めて濃く、充実したトークとなりました。来場者数は前回よりも増えて、まずまずの入り(ご来場してくださった皆さま、ありがとうございます)。これなら原口さんのアニメ講義を定期的に開催できるかもしれません。次回の開催は来年夏でしょうか。

 12月11日(日)には「第125回アニメスタイルイベント ここまで調べた『この世界の片隅に』 その調査・考証の全て!?」を開催。こちらはアニメスタイルイベント「1300日の記録 特別編 ここまで調べた『この世界の片隅に』」の続編企画でした。「1300日の記録~」の開催が2013年12月の第77回から、2015年3月の第96回までの全6回で、今回は1年9ヶ月ぶりでした。
 作品が大好評公開中という事もあり、チケットは前売り開始してすぐに完売。出演は片渕須直監督、キャラクターデザイン・作画監督の松原秀典さんに加えて、方言指導・出演の栩野幸知さん、新谷真弓さんが飛び入りで参加。さらにすずさんの家のミニチュアも展示されるという盛り沢山なイベントとなりました。 
 可能ならまた『この世界の片隅に』でイベントをやりたいですね。今回は「調査・考証」だけでなく、それを含めた幅広い内容のトークとなりましが、次回は「調査・考証」を突き詰めたものになるとよいかなと思います。

 ちなみに、今年開催したアニメスタイルイベントは

第108回 色彩設計新春飲み会 【色彩設計おぼえがきスペシャル】
第109回 アニメの撮影とは?~撮影を知ってもっとアニメを楽しもう
第110回 原口正宏アニメ講義vol.10 TVアニメ50年史を語る 永井豪アニメの時代と業界の再編成
第111回 石浜真史 公開インタビュー
第112回 アニメ様とサムシング吉松の酔っ払いトークPART5 ある作画マニアの肖像
第113回 原口正宏アニメ講義vol.11 TVアニメ50年史を語る 『アルプスの少女ハイジ』がアニメ史に残したもの
第114回 2時間で語るアニメ様の30年
第115回 ANIMATOR TALK 久保田誓×夏目真悟
第116回 原口正宏アニメ講義 最終回 『宇宙戦艦ヤマト』とアニメブーム
第117回 アニメマニア講座 アニメファンなら読んでおきたい本はこれだ!
第118回 中村亮介と仲間たち 蟹ナイト3
第119回 音楽演出の仕事
第120回 アニメ兄貴のこれを観ろ! 雨宮哲のこんなアニメを観てきた編
第121回 西尾鉄也、アニメ人生を語る!
第122回 田中将賀 ANIMATOR TALK
第123回 アニメ様とサムシング吉松の酔っ払いトークPART6 てんちょさんと『フリクリ』を語ろう
第124回 帰ってきたデータ原口のアニメ講義 「クレジットから見る 東映アニメーション60年」
第125回 ここまで調べた『この世界の片隅に』 その調査・考証の全て!?

 の18回。沢山やりましたねえ。2016年も1月からイベントをやりますよ。その内容は近々に発表します。よろしくお願いします。

(2016/12/19)