COLUMN

第485回 2017年に続く!

『ベルセルク』2017年春、次篇降臨!!
はい、もともとその予定で制作してました!

と。もうバラしてもいいでしょう。最初からそう決まってて、制作は現在ももちろん続行中、且つ自分もまだコンテ中であります。12話までの完成フィルムを観るとCGのクオリティがどんどん上がってるので、今コンテ切ってる次篇もどんな凄い映像が上がってくるのか楽しみなんです。でもまあ、断罪の塔(モズクズ)篇の名キャラクター何人かとお別れしなきゃならないのは寂しいものですね。ニーナとかジェロームとか。特にホン読みの時もコンテ切ってた時も、ニーナは気になって仕方がなかったんですよ! 本当に人間の弱さだけで出来てるようなキャラで、気がつくと感情移入してしまう自分がいました。だから、できるだけエピソードも台詞も削りたくなかったのを思い出します。ホン読みの際は「ニーナ絡みをもう少し削っては?」との意見もあったのですが、なるべく守ろうとしました。で、ルカ姉もいい! やっぱり手を放そうとする(?)ニーナより先に、己から手を放すルカの慈愛ときたらもう! 三浦先生はなんでこんなキャラが描けるんだろう? あと、

イシドロが俺は好きです!
コンテ描いてて楽しかったし、和みましたホント!

 基本原作に沿って描いていたのですが、コマとコマを繋ぐ画を考えるのが面白かったです。もしかすると、ガッツの次に作画(手描き)カットが多いのはイシドロかも? CGチームの方から「この表情は作画で」と表情・ポーズ・ディティール的に作画の方が活きると判断されたものが、こちらの作画チームにまわされるんですが、イシドロはやっぱり自分のコンテからして、かなり表情豊かに描かれてたって事なんでしょう。ま、イシドロは次篇でも出てくるので、これもコンテ切る楽しみのひとつですね。