COLUMN

第484回 自分にとって映画とは

ま、大ヒットしてる映画は皆が観てるから、
しばらくは観なくてもいいんです!

 俺の周りの人たちはよく知ってると思うんですが、板垣は傑作・名作より、どちらかというと酷い・くだらない映画の方を嬉々として語ります。自分は批評家・評論家ではなく演出家だから「誰からも相手にされない駄作映画」こそを面白く演出して語れなきゃダメだと思うし、あとことの連載においても、過去に何回か映画の話をした事はありますが、なるべく批評みたいなインテリ好みの内容にならないように、そして「世界中の誰からも糞・ゴミ・カス呼ばわりされる映画でも、俺個人はこんなに愛して止まない!」って事を書いてきたつもりです。頭のいい学ある方々から見ると、きっと稚拙な内容であるハズですが、どっちでもいいんです。だってそもそも評論なんて得意じゃないし、何より、

演出家なら、他者の作品を観た感想・批評・賛辞、さらに悪口などは、自分がこれから作る作品内に込めて世に出すのが仕事であって、それ単体を語って聞かせたり、書いて読ませたりする時間があるなら黙々と作品を作り続けるべきだ! いや、それしかない!!

と思ってるんです(あくまで私見ですよ!)。とか言ってるからいつまで経っても映画を観に行く時間を作れやしない。