COLUMN

第483回 『ベルセルク』の作り方(5)〜『てーきゅう』へ

「放映前のネタバレ的な事は書かない!」と決めていたこの連載。でも今回は、その禁を破ろうと思います。なぜなら、

明日放映の『ベルセルク』第11話が本当に凄い!!

からです。ラッシュ(上がったムービー)を観て興奮で震えました! 何度も原作を読み返したうえ、自分でコンテにしたフィルムなのにです。5話あたりからドンドン上がってくCGのクオリティーに、最近は「あ、俺のお願いしたとおりになってる。ありがとう、GEMBAさん!」と感謝、そして感動の連続。制作開始当初、GEMBAさんのCGチーム・ディレクターさんらに

第1話のクオリティーに固執し過ぎないでください! 言い方が適切かどーか分かりませんが、ある程度の失敗は覚悟してます! 失敗を恐れるより、先へ先へ作り進めましょう! そーしていくうちにスタッフが慣れて、例え問題が起こっても解決策が分かってくるハズ! 次の60点のために、今の50点は受け入れます! で、最終的に80点、90点、100点を目指す作り方をしたいです! ただし30〜40点のカットが出た場合は、俺が編集で何とかします!! 云々。

と言ってたんです。そして今がその90〜100点へ向かってクオリティが急上昇してる時。つまり

ガッツ対モズグスの激闘に刮目せよ!!
『ベルセルク』第11話!!

 さらに『てーきゅう』8期制作開始。まずコンテを4本上げて作打ち&週末アフレコ!