何週か前に放映した
『てーきゅう(第7期)』第77面「先輩とテッド」ですが!
あの話のラストが「マンガ」と「アニメ」の表現の違いです。クマが吸ってるタバコ、原作では
「灰」がポロッと落ちたコマの次が
ページをめくって「アチャチャチィ〜〜ッ!」
なんです。つまり「タバコの灰が落ちて」の結果を「早く見よう!」と思う読者さんに「ページをめくる楽しみ」を与えてます。前回説明したとおり「次を読もう」とただでさえ「能動的」なマンガの読者さんに、です。ところが自分はアニメにする際、
「灰が落ちる寸前」でカットを切って、次のカットのかなえとまりもが
クマから遠ざかる「間」があってから「アチャチャチィ〜〜ッ!」
とコンテを切ったんです。なぜなら、これも前回の話のとおり、アニメの視聴者さんはあくまで「受動的」が基本なので、どーせカット割りなんて、観る側の都合などお構いなしに次々切り替わるわけですから、逆に「灰が落ちて火傷する」という分かりきった未来が「いつ訪れるかを楽しみにしてもらう!」演出にしたわけ。実は『てーきゅう』シリーズではこーゆー調整を今までもかなりやってます。
まあ、マンガとアニメをよく観比べてみてください!
あと、もう発表された『てーきゅう』公式ライバル(?)
『うさかめ』も鋭意制作中!!
です。今回は「構成・監督・音響監督」で、キャラデ・作監・演出はウチの新人にやってもらい、コンテも全部社内のスタッフに振って
総合的なチェックのみ! 額面どおり「監督」に徹してます!
こないだのGLAYのMV「彼女はゾンビ」同様、社内の新人育成もやっぱり重要ですから。ちなみにコンテに関しては、かなり口うるさくやってるつもりです! キャラ・作監は『てーきゅう』シリーズで育った若手のほうが最早俺より巧いし、可愛く描いてくれるので、ガッツリお任せ! スタッフ紹介はまた後ほど。
それと、毎度お馴染み大好きなBOOK OFFで
「スーパー戦隊 THE MOVIE Blu-ray BOX 1976〜1995」
なるものを購入しました!