COLUMN

第838回 50代の抱負

さて、1月28日で50歳になりました!
水島精二監督、そしてテレコム・アニメーションフィルム時代の先輩・西見祥示郎監督、同日誕生日でおめでとうございます!

 去年入ったミルパンセの新人・Nさんも同じ誕生日、とのことでした。ま、当たり前な話ですが誕生日なんて365しかなく、こじつければ誰でもどこかの有名人と被る訳で、どーってことない話題でしょう。ただ、何か「あの人もこの人も、今日俺と一緒に歳を取るのか~」と想いを馳せてしまうのは自分だけでしょうか?
 特に前述の西見先輩もそうですが、『けいおん!』キャラクターデザインの堀口悠紀子さんや業界大先輩『長靴をはいた猫』の森康二さんらといった超巧い同業者と誕生日が同じだと、何か光栄な感じがするのは、これも自分だけでしょうか? 勿論、御二方とも面識は全くありませんが(汗)。
 そんな感じで50代に突入して、まだまだ監督をやらせていただけるようなので増々頑張っていくには違いないのですが、今までどおりではダメなこともあります。それは、

もっと能動的に仕事を作る!

 まあ単純に言うと「自分のやりたいことを積極的に探す」のです。こちらについては何度も語ってると思いますが、俺は“出﨑統監督憧れ”で業界に入ってきた人間なので、

原作かオリジナルか拘らず、来た仕事は何でもやる!

というスタンスで40代終わりまでやりとおしたつもりで、それ自体には全然不満はなかったのです。それは生前の出﨑監督がインタビューで周りのスタッフに「来た仕事は全部やれ! 仕事を断るなんて10年早い!」的な檄を飛ばしていると仰ってたので、その影響は大きかったと思います。
 で、それは基本これからも変えるつもりはないのですが、50歳を迎えたこれからはそれに加えて「自分はこれがやりたい!」をもっと言っていこうと。

問題はその自分がやりたいモノが観る人にとって面白いかどうか? で(汗)