編集長・小黒祐一郎の日記です。
2022年5月8日(日)
早朝からワイフと遠出して散歩。調布駅から深大寺まで歩き、その後は深大寺周辺をぐるぐると回る。吉祥寺まで移動して、WORLD BREAKFAST ALLDAYという店で朝食。神代植物公園にも行くつもりだったのだけど、それは次の機会に。事務所に戻って、デスクワーク。ずっと悩んでいたある書籍の増刷部数を決めて、「設定資料FILE」で使用する資料に向き合う。
WOWOWプラスで放映した『うる星やつら いつだってマイ・ダーリン』を録画でながら観。再見して改めて思うのは、この作品で『うる星やつら』のキャラクターを「立体」として描こうとしたのだろうということ。高橋久美子さんの仕事は、その後も立体志向が強いはず。
2022年5月9日(月)
仕事の合間に、新文芸坐で「巴里の屋根の下 4Kデジタル・リマスター版」【4K上映】(1930/93分/DCP)を鑑賞。プログラム「4Kで甦る映画史の輝き ルネ・クレールからの贈りもの」の1本。2022年に観た40本目の映画だ。お勉強モードでの鑑賞となった。確かにセットが凄い。ルネ・クレール監督としては初のトーキー映画だそうだが、サイレントとトーキーが混在している感じがよかった。
2022年5月10日(火)
ワイフとグランドシネマサンシャインで『RE:cycle of the PENGUINDRUM [前編]君の列車は生存戦略』を鑑賞。TVシリーズを観ていない観客にとってはカルトな映画であるのかもしれない。冒頭の新作部分を観ると、幾原邦彦監督の完全新作劇場長編が観たくなる。
ちなみに劇場版『輪るピングドラム』のロゴは以下のかたち。
……
劇場版 輪るピングドラム
RE:cycle of the PENGUINDRUM
[前編]君の列車は生存戦略
……
「劇場版 輪るピングドラム」は「RE:cycle of the PENGUINDRUM」のルビという解釈であるらしく、テキストでタイトルを表記する場合は『RE:cycle of the PENGUINDRUM [前編]君の列車は生存戦略』。あるいは「劇場版『RE:cycle of the PENGUINDRUM [前編]君の列車は生存戦略』」であるようだ。
2022年5月11日(水)
「設定資料FILE」の構成を進める。次号の「設定資料FILE」は『犬王』だ。
作業の合間にスターチャンネルの「ある愛の詩」を録画で流し観。1988年の大晦日にテレビ東京で放映された「愛の特別ロードショー」バージョンだ。テーマ曲は知っているし、有名な「愛とは決して後悔しないこと」のセリフも知っていたけど、映画本編は未見(のはず)。ヒロインのジェニーの病気であることが分かってから、ラストまでがあっという間で少し驚く。今作ったら、闘病生活に入ってからを長くするのではないか。吹き替えはジェニーが勝生真沙子さんで、オリバーが池田秀一さん。勝生さんがメチャメチャいい。池田さんもいい。
2022年5月12日(木)
作業をしながら、スターチャンネルの「シャレード」を観る。1994年放送の吹き替えだから、吹き替えはそんなに古くはない。レジーナ・ランパート(オードリー・ヘプバーン)は池田昌子さん。Wikipediaによれば池田昌子さんの「シャレード」は4バージョンあって、演じる度にピーター・ジョシュア(ケーリー・グラント)の吹き替えが変わっているらしい。自分はこの映画を1980年代にレンタルビデオで観ていて、細部は覚えていないけれど、面白かった記憶がある。今回の放映は吹き替えの尺に合わせて本編をカットしていて、113分が90分ほどになっている。そのせいか「あれ、もう終わり?」という感じだった。
2022年5月13日(金)
グランドシネマサンシャインで「シン・ウルトラマン」【IMAXレーザーGT】を観る。この映画は感想が非常に難しい。冒頭は100点満点で5億点くらい。他の部分も、いいところはかなりいい。しばらくはこの作品をどう受け止めるかについて考えることになりそうだ。いずれにしてもIMAXで観てよかった。パンフレットは購入できたが、デザインワークスは完売だった。
2022年5月14日(土)
午前中にワイフと遠出をして散歩。ムック「歩いて再発見! 東京8000歩さんぽ」を参考にして、後楽園から神保町経由で神田明神まで歩く。途中で喫茶店に入ったりしたので、予定時間内にムックのコースの全部を歩くことはできなかったけれど、楽しい散歩になった。その後、中野に移動して吉松さんと昼吞み。