COLUMN

アニメ様の『タイトル未定』
309 アニメ様日記 2021年4月25日(日)

編集長・小黒祐一郎の日記です。
2021年4月25日(日)
早朝の新文芸坐で、オールナイト「新文芸坐×アニメスタイル セレクションVol. 129 大友克洋監督のアニメーション」の終幕を見届ける。その後、事務所でデスクワーク。睡眠が足りていなかったようで作業は捗らず。午後は新文芸坐で「少女ムシェット」(1967・仏/80分/DCP/PG12)を鑑賞する。プログラム「ブレッソン、鋼の傑作2本立て 少女ムシェット | バルタザールどこへ行く」の1本。

2021年4月26日(月)
グランドシネマサンシャインの朝の回で、IMAXの「るろうに剣心 最終章 The Final」を観る。グランドシネマサンシャインで「るろうに剣心 最終章 The Final」を観るか、新文芸坐で「バルタザールどこへ行く」を観るかでちょっと悩んだ。グランドシネマサンシャインは27日(火)から休業で、「バルタザールどこへ行く」の国内上映はこの日までだった。「るろうに剣心 最終章 The Final」はかなりよかった。アクションの見応えはかなりのものだし、役者についても原作の再現度が高い。街の描写等も凝っている。終盤になってスケールダウンした感があったけれど、全体としては好印象。午後はずっとデスクワーク。新文芸坐は27日(火)以降も営業を行うというアナウンスがあった。

2021年4月27日(火)
Zoom打ち合わせの後、あるアニメプロダクションに。これから作る書籍のために資料を見せてもらう。資料が入っているカット袋に「スタジオ雄 小黒様へ」と宛名が書かれているものがあった。20数年前に仕事で僕が関わった作品の資料だ。

2021年4月28日(水)
新文芸坐の9時40分からの回で、ワイフと「82年生まれ、キム・ジヨン」(2019・韓国/118分/DCP)を観る。プログラム「私の人生、誰のもの? 82年生まれ、キム・ジヨン | ハッピー・オールド・イヤー」の1本。よくできた映画ではあったけれど、「?」と思うところも。公開時に原作との違いが話題になっていたようだ。そのうちに原作をチェックしてみよう。15時から喫茶店で、あるクリエイターの方と、これから出す書籍についての打ち合わせ。事務所に戻ってまたデスクワーク。19時過ぎまでキーボードを叩く。
「上坂すみれの新東宝シアター ―天知茂、痺れるほどキザで、ニヒルで―」を録画で観た。全部ではなくて、トークと映画の一部だけを観た。面白い企画だなあ。トークはナチュラルな感じでよかった。

2021年4月29日(木)
Zoomで、遠藤一樹君と土曜のイベント「アニメ様の1990年代」についての打ち合わせ。どんな内容について話すかを説明しているうちに、予定した内容を全部話そうとすると、イベントが3時間あっても足りないことが分かる。同イベントのために、雑誌「Looker」のバックナンバーをチェック。しかし、トークで話題にしたかったマンガが見当たらず。あれ? 「Looker」ではなかったのか。

2021年4月30日(金)
連休直前で、イベント前日なので用事が多い。昼飯にすき家で、やきそば牛丼を食べる。『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』とのコラボメニューなので、本当は映画を観た後で食べるつもりだった。「アニメV」のバックナンバーをチェックして、イベントで話題にしたいマンガが見つかった。吉松さんが自身の連載マンガの中で、僕のことをアニメ様と命名したのだ。

2021年5月1日(土)
57歳になった。誕生日を迎える度に、仕事を続けられていることをありがたいと思う。お世話になっている皆さんに感謝。幸運に感謝。
イベント「第174回アニメスタイルイベント アニメ様の1990年代」を開催。イベントは司会を遠藤君に頼んで、メインのゲストが吉松さん。サブのゲストが亀田祥倫さん、祥太さん。皆のお陰で気持ちよく話すことができた。吉松さんがイベント中に、僕と吉松さんの動画を流すと言っていて、どんな映像なのか分からないのでハラハラしたけれど、お客さんに受けていた。