COLUMN

アニメ様の『タイトル未定』
281 アニメ様日記 2020年10月11日(日)

編集長・小黒祐一郎の日記です。
2020年10月11日(日)
無観客配信のトークイベント「アニメスタイルTALK 叶精二のアニメーション講義 初級編」を開催。聞きどころたっぷりのトークとなった。トークの本筋の話題ではないけれど、大塚康生さんと小田部羊一さんと『虹色ほたる』の話が特によかった。イベント終了後、阿佐ヶ谷から高田馬場に向かって歩いていると、ドラゴンクエストウォークをやりながら歩いていた佐藤竜雄さんとバッタリ。こちらもドラゴンクエストウォークをやりながら歩いていた。

2020年10月12日(月)
グランドシネマサンシャインで『BURN THE WITCH』を観る。この作品は先に配信で観ていて、劇場公開版はどうなっているのかが気になって映画館に足を運んだ。劇場公開版と配信版の大きな違いは、配信版は3話構成で各話にエンディングがついてるということ。2話と3話の繋ぎの部分も劇場公開版と配信版で違うと思う。Blu-rayコレクターズエディション(初回限定生産)では、本編として3話構成バージョンが入り、特典ディスクに「劇場上映版本編映像」が入っている模様。
「WEBアニメスタイル」で、佐藤順一さんのロングインタビュー「佐藤順一の昔から今まで」の更新がスタートした。

2020年10月13日(火)
早朝からU-NEXTのレンタルで『Fate/stay night [Heaven's Feel]』1作目と2作目を観直す。そして、TOHOシネマズ池袋で『Fate/stay night [Heaven's Feel] III. spring song』を轟音上映で観る。前にこの映画を観ようとした時は、ワイフの具合がよくなくてとりやめた。この日もワイフと行くつもりだったけれど、またもや頭痛で映画館には行けそうもない。劇場版『鬼滅の刃』公開前に観たかったので、一人で鑑賞した。今回も内容が詰まっているし、アクションも超山盛り。展開についてはちょっと意外なところがあった。

2020年10月14日(水)
早朝散歩以外は「この人に話を聞きたい」の原稿。ひたすら原稿。

2020年10月15日(木)
「この人に話を聞きたい」の本文を午前11時くらいに仕上げる。その後、リードや注などを書いて、写真を選ぶ。今回の原稿は普段の1.3倍くらいのスピードで進めた。社内で校正をしてもらっている間に「アニメ様の『タイトル未定』」のテキストをまとめる。14日と15日はデスクワークの合間に散歩をはさまなかったので、腰がやばい。まだ腰痛にはなっていないが、腰痛になりそうだ。
宮崎駿監督、鈴木敏夫プロデューサー達がジブリ美術館の新メニューを試食する動画がYouTubeの「三鷹の森ジブリ美術館」チャンネルにアップされた。シンプルな内容だけど、楽しめた。もっと宮崎さん達の動画をアップしてほしい。

2020年10月16日(金)
公開初日のこの日、グランドシネマサンシャインの午前8時の回で『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を観る。平日ということもあって、観客は成人女性が多かった印象。作品としてのパワーは『Fate/stay night [Heaven's Feel]』と同様。そして『Fate/stay night [Heaven's Feel]』と違って、必ずしもマニアックな層に向けた作品ではない。であるが、マニアックな層に向けた作品と同様に尖った部分があるのがいい。出版社サイドも、メーカーサイドも、制作サイドも同じ方向を向いて、やるべきことをやりきった作品だと思った。
「なつぞらのアニメーション資料集[劇中アニメ・小道具編]」 の編集作業は間もなく終了。この日は嵐のような一日になるかもしれないと思っていたが、そうはならなかった。嵐のような一日になるのは月曜か。
就寝前にKindleでマンガを数冊読む。楽しみにしていた散歩マンガ「ぐるぐるてくてく」が完結してしまった。今までも身近な場所や行ったことのある場所が舞台になっていたが、最終巻でも最近の散歩コースが登場した。

2020年10月17日(土)
昼に打ち合わせを兼ねた食事の席で『鬼滅の刃』の話をして、事務所に戻って、他の方とSNSで『鬼滅の刃』の話をする(さらにオールナイトのトークの後に、楽屋で新文芸坐の花俟さんと『鬼滅の刃』の話をした)。この日のオールナイトは「新文芸坐×アニメスタイル セレクションvol. 126 没後10年 鬼才・今 敏の世界『妄想代理人』」。トークのゲストは井上俊之さんと安藤雅司さんで、トークは倍の時間があっても大丈夫だった。