編集長・小黒祐一郎の日記です。
2019年12月29日(日)
コミックマーケット97の2日目。コミケは午後からいくつもりだったのだけど、川元さん、馬越さんが来場されるとの報せが入り、慌てて会場に向かう。お二人にはアニメスタイルのブースに座っていただいた。豪華なツーショットだった。
2019年12月30日(月)
コミックマーケット97の3日目。昼まで事務所でデスクワークで、午後からコミケ会場に。その後、また事務所に。年内にやらなくてはいけない作業は一段落した。コミケへの行きの電車の中で、iPhoneのKindleで「冴えない彼女の育てかた13 」に目を通す。原作の最終巻だ。劇場版を観て、原作のラストがどうなっているかを確認したかったのだ。コミケからの帰りにはKindleで「はじめての技術書ライティング IT系技術書を書く前に読む本」の気になった箇所を読む。これはSNSで話題になっていた本だ。
DIAMOND onlineで「【庵野監督・特別寄稿】『エヴァ』の名を悪用したガイナックスと報道に強く憤る理由」という文章が公開される。この文章は「事件」だ。今まで噂として聞いていた内容もあり、初めて知った内容もあり。
2019年12月31日(火)
コミックマーケット97の最終日。午前中は事務所で作業。午後からコミケ会場に。今回も最終日はのんびりムードだ。コミケの行き帰りではiPhoneのKindleで、有栖川有栖の『カナダ金貨の謎 国名シリーズ 』を読む。安心して楽しめる本に違いないと思って、この本をセレクトした。事務所に戻って、BS11の『劇場版 天元突破グレンラガン』は『紅蓮篇』の序盤を観て、自宅で家飲みしながら『螺巌篇』を観た。
実現したら嬉しい書籍の企画(僕が嬉しい)を思いついて、早速、最初の一手を打った。大晦日だけど。
今年、アニメスタイルが出した書籍は以下のとおり。沢山出した。僕もスタッフもよく働いた。
▼書籍
「劇場版『若おかみは小学生!』絵コンテ 高坂希太郎」
「アニメスタイル014」
「アニメスタイル インタビューズ01」
「馬越嘉彦 アニメーション原画集 第二巻」
「交響詩篇エウレカセブン アーカイブス」
「中村豊 アニメーション原画集 vol.1」
「『なつぞら』のアニメーション資料集[オープニングタイトル編]」
「村田峻治 ANIMATION WORKS 車輌設定資料」
「アニメスタイル015」
「この世界の片隅に 絵コンテ[最長版]上巻」
「この世界の片隅に 絵コンテ[最長版]下巻」
「川元利浩 SketchBook」
「馬越嘉彦 仕事集 第一巻」
▼特典小冊子
「中村豊 お疲れ様本」
「馬越嘉彦 描き下ろし原画集」
「交響詩篇エウレカセブン 作監修正集」
「川元利浩のうすい本」
▼グッズ
中村豊エフェクトTシャツ
尾石達也Tシャツ
2020年1月1日(水)
ワイフと『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』を観て、その後、出かける予定だったのだけど、ワイフが二日酔いで延期。予定を変更して、自分は新宿バルト9で『劇場版 新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X』を観る。夜はワイフとチェーンの居酒屋に。
2020年1月2日(木)
ワイフの希望で、ホテル椿山荘東京のビュッフェに。年末に行ったホテルのビュッフェと違って、こちらはゆったりしていてよかった。帰りに急に疲れが来て、途中の公園で休む。その後、パルコでワイフが靴を買うのに付き合って、自宅に。熱も出てないし、疲れ以外に自覚症状はないのだけれど、風邪だといけないので、早めに就寝。
2020年1月3日(金)
ワイフと『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』を観る。グランドシネマサンシャインの13時55分からの回で【IMAXレーザーGT字幕】。初めてのプレミアムクラスのシートだ。プレミアムクラスのシートは快適だけど、快適すぎるかも。映画は次の展開が大体分かる感じ(観客に展開を予想させて、それを大きく裏切りはしない)なのだけれど、それも悪くない。クライマックスはワクワクした。だけど、30分短くてもよかった。熱はないけれど、だるい状態は続く。
2020年1月4日(土)
トークイベント「第165回アニメスタイルイベント 『この世界の片隅に』に至る道(4)」を開催。今回のテーマは『アリーテ姫』『マイマイ新子と千年の魔法』『この世界の片隅に』。『アリーテ姫』と『マイマイ新子』については何度も話してきたし、今は『この世界の片隅に』についてたっぷり話したい気分であるのだけれど、ポリュームを気にしつつ進めて、結果的にはバランスのよいトークになった。アニメスタイルイベントが「歴史の一部」になっているのがちょっと面白かった。
「この世界の片隅に」をタイトルにしたアニメスタイルのイベントは2013年12月23日の「第77回アニメスタイルイベント 1300日の記録 特別編 ここまで調べた『この世界の片隅に』」が最初。足かけ8年。実質7年間のイベントもこれにて終了のはず。次は半年後に開催予定の「ここまで調べた片渕監督次回作(仮)」。自宅に帰って横になって、ようやく『この世界の片隅に』が終わった気がした。