COLUMN

アニメ様の『タイトル未定』
171 アニメ様日記 2018年9月2日(日)~

2018年9月2日(日)
トークイベント「第149回アニメスタイルイベント 馬越嘉彦の仕事を語る!」を開催。出演者は馬越嘉彦、山内重保、西位輝実。イベント前半は馬越さんにお客さんの質問に答えてもらい、後半はライブドローイングとフリートーク。馬越さんはあまり喋るのが得意ではないそうだが、しっかりたっぷり話していただいた。山内さんがゲストということで『キャシャーンSins』の話が出るだろうとは思ったが、予想以上にその話題が多かった。そして、西位さんの「イベント力」が凄い。話の流れの読み方も、他の出演者への気遣いも抜群だった。

2018年9月3日(月)
中央線方面のある事務所で、これから企画を動かす書籍の打ち合わせ。貴重な制作素材を見せていただきながら。

2018年9月4日(火)
フレンド機能が実装されてから、ポケモンGOを熱心にやっている。持っていないポケモンが出現したことを知って、西口の池袋平和通り商店街に行く。ポケモンがいたのは「池袋の森」という名前の公園。名前の通り、森のような公園だ。こんなところに、こんな公園があったのか。後でSNSで教えてもらったのだが、東京大学農学部の名誉教授の屋敷を公園にしたものだそうだ。

2018年9月5日(水)
昼間はイベントの予習で『河童のクゥと夏休み』を再見。夕方、群馬県の館林に到着。市民大学講座で原恵一さんの対談相手を務めた。市民大学講座全5回を通じてのテーマは「生きるということ」で、原さんとの対談のテーマは「たてばやしに生まれたわたし」。原さんは館林近くで生まれ育ったのだ。来場されたお客さんで、アニメファン、あるいは原さんのファンの方は、見たところ数人だった。原さんがこのあたりで生まれ育ったことと、作品の内容がリンクしていればそれをメインにして話を進めたのだけれど、直前の打ち合わせで聞いたところ、ほぼリンクしていないとのこと。それとは別に原さんが地元のことで話したいことがあり、手がけた作品について触れる必要もあり、トークの構成についてちょっと苦労した。

2018年9月6日(木)
仕事の合間に、埼玉県立近代美術館の「アニメーション作家生活55周年 昔ばなしとススキダトシオ(小林治)展」に行く。設定画、原画、本編画像などを展示。見せ方も凝っていて、アニメに詳しくない方でも楽しめるかたちになっていた。味わい深い画がたくさんあった。開催者の想いが感じられるイベントだった。

2018年9月7日(金)
株式会社ガイナが、劇場アニメ『蒼きウル』、オリジナルアニメ『トップをねらえ3』(仮題)、『あくびをするにはワケがある』、新企画子供向けアニメ番組『レスキューアカデミア』を製作することが発表された(以上のタイトル表記は公式サイトのママ)。以上のタイトルについて、貞本義行、山賀博之がアドバイザーとなり、また『蒼きウル』に関しては、山賀さんが監督を、貞本さんがキャラクターデザインを務める。ややこしい話だが、『蒼きウル』の企画を進めていたのが株式会社ガイナックスで、それを株式会社ガイナが引き継くかたちとなる。
『トップをねらえ3』についてはどんな内容になるのか、誰が作るのかが気になるが、正式タイトルが『トップをねらえ3』なのか『トップをねらえ3!』なのか『トップをねらえ!3』なのかも気になる。

2018年9月8日(土)
午前中は映画館に。その後、アニメスタイルの現役編集スタッフ、学生編集スタッフの卒業生、現役の学生編集スタッフと昼から吞んだ。