COLUMN

アニメ様の『タイトル未定』
437 アニメ様日記 2023年10月8日(日)

2023年10月8日(日)
「第212回アニメスタイルイベント ANIMATOR TALK 黄瀬和哉&西尾鉄也」を開催。遊びに来た本田雄さんにも登壇していただいた。楽しいイベントになったと思う。

2023年10月9日(月)
『野球狂の詩』の「北の狼南の虎」について調べることになって、自分が「北の狼南の虎」のロマンアルバムを持っていないことに気づく。あのロマンアルバムは古本屋でやたらと見かけた記憶があるなあ。それから「北の狼南の虎」の劇場版を観たことがないことにも気づいた。

以下はこの日に観た『サザエさん』Cパート「父さんの常備薬」(作品No.8642 脚本/城山昇 演出/望月敬一郎)について。酔って帰る途中の波平が同様に酔った男性に声をかけられて話し込み、翌日に会うことを約束する。しかし、波平はその男性が誰だったのかが思い出せない。カツオがサッカーをやって膝を擦りむいたところでサングラスをかけた男性が現れて治療をしてくれる。カツオはサングラスの男性がどこかであった人のような気がするが、誰なのか思い出せない。それを聞いたフネに、お礼を言わなくてはいけないから、誰なのかを思い出すように言われる。前夜の飲酒のために調子がよくない波平が家の薬箱で胃薬を探すが見つからず、胃薬を探していることを知られたくなくて、誤魔化すためにツメを切る。買い物に出かけたサザエは途中でマスオに会って話をして、カツオに会って話をして、薬屋に寄って置いてあった雑誌を読み耽って、子どもに風船をあげる。同じ薬屋に波平が胃薬を買いに来て、薬屋のご主人が昨夜の男性であることが判明。酔っていた波平が胃薬を買いにくると予想して、彼は翌日の再会を予告していたのだ。次いでサングラスの男性も薬屋のご主人であることが判明する。大筋は波平が約束した相手も、カツオを治療してくれた人物も同じ人だったという話で、それ自体はあまり面白くないし、尺を持て余している感じすらあるのだけれど、むしろ、話がぼんやりしているところが、本当の意味で日常を描いていると感じられて、とてもよかった。特にサザエが買い物に出かけた部分での物語がぼんやりしている感じが凄い。サブタイトルの「父さんの常備薬」もエピソードの内容を説明しているわけではなく、その曖昧さも悪くない。

この日に録画で観たアニメは以下の通り。当然ながら、ながら観である。
…………
『経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。』1話
『アンデッドアンラック』1話
『はめつのおうこく』1話
『彼女もカノジョ』 13話(Season 2 1話)
『シナモンと安田顕のゆるドキ☆クッキング』1話
『キボウノチカラ オトナプリキュア’23』1話
『最果てのパラディン 鉄錆の山の王』1話
『ひきこまり吸血姫の悶々』1話
『SPY×FAMILY』26話
『新しい上司はど天然』1話
『帰還者の魔法は特別です』1話
『オチビサン』1話
『豚のレバーは加熱しろ』1話
『ティアムーン帝国物語 断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー』1話
『僕らの雨いろプロトコル』1話
『ポーション頼みで生き延びます!』1話
『THE IDOLM@STER MILLION LIVE!』1話
『ちびまる子ちゃん』1405話
『サザエさん』2721話
『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』1話
…………
10月の新番組で、1話で作品のタイトルロゴがどこにも表示されていないものが何本かあった。配信をメインだと考えれば、タイトルロゴを出さなくてもいいだろうという感覚なのかな。

2023年10月10日(火)
10月7日の『キボウノチカラ オトナプリキュア’23』1話と、10月8日の『ひろがるスカイ!プリキュア』36話で内容が重複しているのが狙いのわけがないけれど、タイミングがよくない。小学校の先生になった夢原のぞみよりも、専門学校生で保育士の実習をやっている聖あげはのほうが安心して見ていられる。
ワイフと大阪に行く。会場前で吉松さんと合流して、心斎橋PARCOの「大友克洋全集 AKIRAセル画展 OSAKA」を観覧する。池袋で同イベントをやっていた時にはチケットを取り損なって行くことができなかったのだ。僕的な見どころはセルよりもレイアウトや原画であり、感想としては「やっぱり大友さんは桁違いに巧い」だった。大阪まで行ってよかった。物販ではクリアファイルを購入。晩飯は大阪出身の吉松さんに選んでもらった店に行った。店に入って注文する段階で、大阪に来て博多料理の店に入ってしまったことに気づく。いかにも大阪らしいものを食べたかったのだけど。

この日に観た録画で観たアニメは以下の通り。
…………
『星屑テレパス』1話
『川越ボーイズ・シング』1話
『デッドマウント・デスプレイ』13話(Season 2 1話)
『ひろがるスカイ!プリキュア』36話
『七つの大罪 黙示録の四騎士』1話
『青のオーケストラ』24話
『私の推しは悪役令嬢。』2話
…………
Kindleで「蹴りたい背中」(綿矢りさ)を読了。面白かったし、感心した。言葉にできないものを表現するというのはこういうことか、という感じ。作品の感想とはちょっとズレるけれど、登場人物の「にな川」の視点で書いたら、全然違う話になるよね。

2023年10月11日(水)
深夜に大阪のホテルで目を覚ます。ワイフがお腹が空いたというので、午前3時過ぎの大阪の街にくりだす。この時間でも営業している店は多いし、歩いている若者も多い。あちこち歩いて24時間営業の居酒屋に入って、前日に食べられなかった串カツ等をいただく。ホテルの朝食ビュッフェには串カツ、たこ焼き、お好み焼き、ミックスジュースなどがあった。せっかくなので、また串カツをいただく。ちなみにホテルの名前は「天然温泉 朝霧の湯 ドーミーインPREMIUMなんばANNEX」だ。ホテルの部屋でテレビを点けたら、サンテレビで午前7時から「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」、午前7時半から旧『うる星やつら』を放送していた。確認したら両方とも帯枠で、前者は月~木、後者は月~金。金曜のみ午前7時から『CAT’S EYE』をやっているらしい。いいなあ、朝の帯枠。
午前中は大阪の街を歩く。チェックアウトした後も梅田の地下街を歩いて、ワイフの希望で有名な串カツ屋で昼食。この日、三度目の串カツだった。大阪に行ったのは今までの人生で4度目だと思うけど、たっぷりと歩き回ったのは初めてだった。元気のある街だと感じた。帰りの新幹線の中では仕事のメール。事務所に戻って定例Zoom打ち合わせ。
ある人のSNSへの投稿で「オリジナルアニメが人気でジャンプ原作に勝てるわけがないんだから」といった内容のものを見かけて、軽くショックを受ける。それが現在のアニメファンの感覚を代表するものかどうかは分からないけど、そんな意見が出るくらいにオリジナルは力を失っているということだろう。

この日に録画で観たアニメは以下の通り。
…………
『ミギ&ダリ』2話
『鴨乃橋ロンの禁断推理』2話
…………

2023年10月12日(木)
試写会で『屋根裏のラジャー』を鑑賞。疑問点はあるが、物語としては、つまらなくはない。現代性もあると思った。ただし、ヒットするかどうかはわからない。話は変わるけれど、東宝社内に「ゴジラ会議室」という名称の部屋があった。
あまりにも用事が多くて、自分の作業(原稿とはページ構成とか)をやっている時間がない。数えてみたら10数冊の書籍が同時進行だった。

この日に観た録画で観たアニメは以下の通り。
…………
『婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む』2話
『16bitセンセーション ―ANOTHER LAYER―』2話
『Helck』16話
『東京リベンジャーズ』39話
『でこぼこ魔女の親子事情』2話
『MFゴースト』2話
『オーバーテイク!』2話
『シャングリラ・フロンティア』2話
『マジンガーZ』52話
…………

2023年10月13日(金)
この日の作業は大半が取材原稿の粗まとめ。「設定資料FILE」の素材の確認も進めた。いいことがあった。難しいだろうと思っていた書籍の企画にOKが出たのだ。

この日に録画で観たアニメは以下の通り。
…………
『Dr.STONE NEW WORLD』12話(第2クール1話)
『呪術廻戦 渋谷事変』36話
『放課後少年 花子くん』1話
『ビックリメン』2話
『柚木さんちの四兄弟。』2話
『お嬢と番犬くん』3話
『レヱル・ロマネスク2』2話
『冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた』2話
…………

2023年10月14日(土)
20数年前に細田守君(ここは「君づけ」にします)と、飲み屋で朝までかけて、大学生男子の恋愛相談に乗ったことがあった。その大学生男子は40歳過ぎとなり、恋人ができた。この日の食事では、彼に恋人を紹介してもらった。20年ぶりの伏線回収だった。ちなみに恋愛相談に乗った時点で、大学生男子は直前まで彼女がいて、僕と細田君は彼女がいなかった。
就寝前に「ゲッサン」最新号で『からかい上手の高木さん』最終回を読む。大団円だ。マンガとしての表現も高みに上っていた。自分的には引っ越しの話題はないほうがよかったけど、それは言ってもしかたがない。

この日に録画で観たアニメは以下の通り。
…………
『アンデッドアンラック』2話
『葬送のフリーレン』6話
『はめつのおうこく』2話
『彼女もカノジョ』14話
『盾の勇者の成り上がり Season 3』2話
『め組の大吾 救国のオレンジ』1話
『め組の大吾 救国のオレンジ』2話
…………