COLUMN

第832回 少年の頃、山形

2023年ももう残り僅かで、年内にこなさなきゃならない仕事がまだまだある!

のです。でもまぁ、なるようにしかならないので、できるだけ片付けて、年末は念願の山形へ!
 山形県は両親の実家で、俺が生まれた場所は山形で(母親がお産のために帰省していたとか)、育ちは愛知県名古屋市になります。小・中学生の頃は毎年夏休みか冬休みに家族で山形に行くのが一大イベントでした。
 夏休みの大きな盆踊り大会やその帰りに見上げた満天の星空、冬休みの一階が埋まるほどの大雪とその奥に広がっていたまるで水墨画の様な山々、と子供の頃瞼に焼き付き、未だ忘れない風景の数々。多少の想い出補正が掛かっているかも知れませんが(汗)。
高校生になると夏・冬休みは進路関係で潰れていき(当時はまだ美大受験のため、河合塾美術研究所とか通ってて)、そのまま東京の専門学校。つまり30数年、山形行ってない! 『Wake Up,Girls! 新章』制作前の取材(2016年?)でも余りの慌ただしさに、宮城県の隣なのに行く時間が取れませんでした。

 で2年前、父親が亡くなった時、山形から叔父と従兄がやって来て「山形さ、遊び来い」と。それからというもの、「山形行きたい熱」が高まってきて今年年末に実行! となったわけ。やっぱり、歳を取って日一日と死に近付くことを感じてくると、自分のルーツに思いを馳せるものなのでしょうか、人間って。

来年自分も50歳。来年以降は山形に限らず、あちこち見て回る時間を作るのが目標!

で、そのためには会社を育てねばなりません。みんな頑張りましょう。

 で、また短い上にアニメの話でなくてすみません。でも実は自分の中ではこれからのアニメ作りに、今回の「山形行き」は大いに関係するんですがね。