COLUMN

第827回 ファンが拘るところ

4Kレストアによる高画質化! ファン待望の第33話以降の初Blu-ray化の実現!

ということで、少々遅ればせながら『あしたのジョー』Blu-ray1・2を買いました。”第33話以降の初Blu-ray化”というのは、以前発売されていたBlu-ray BOXは途中で発売中断になったからです。それを聞いていたため「全巻揃ってから買おう」と思っていた俺は結局買わずじまいでした(ぴあDVDも出たし)。
 で、今度は「全話揃う初Blu-ray化」とあったので纏めて購入。

確かに昭和45年当時の“セル重ね”まで全て見渡せるほどの超高画質!!

本当に数々の名場面が鮮明な画面で蘇るって感動! 素晴らしい!!

——ですが、信じたくないことに、

各話エンディングが! まさかオープニングも!? レーザーディスク版のほうに戻ってる!?

 説明すると、DVD BOX版の際に「可能な限り、当時のクレジットを再現しよう」と、発掘された「各話に合った正確なOP・ED」が収録されていないのです! 一体どーなってるのですか!?
 以前(VHS/レーザーディスク)版のEDテロップは、出﨑統監督名物(?)“脚本を使わない”で、脚本家さんより「テロップを外してくれ」との要請があり、再放送用に“脚本テロップ間”を前後のジョーの走りカットで潰したバージョン、さらにその際“演出クレジットを基準のローテーション”で各話を差し替えたため、原画マンを始めとするスタッフクレジットが各話数に付合していない——つまり、クレジットが“半分デタラメ”ってことです。
 DVD BOX版ではその拘りから、全話本物のEDを収録(脚本家クレジットも復活)! 正規のEDが発見できなかった話数(3本ほど?)に関しては、演出クレジットのみを載せたWOWOW放送用特別編集版を収録したくらい、”間違いクレジットを正す”が徹底されていたのです。DVD BOXのライナーノートにはその旨が詳しく書かれており、DVDが最新版だった頃の自分は、そのオリジナル再現度に歓喜したモノでした。

 それが、今回待望のBlu-ray化なのにコリャないですぜ……(涙)。

だって、本来第1話に使用した“演出 出崎統”のクレジットも、それ以降の出﨑監督のペンネーム“演出 崎枕”クレジット版のEDに統一されていたり……。もっと悔しいのは当時ファン待望力石徹登場を祝した(?)“力石版インストED(第9話のみ使用)”までもが、せっかくDVD版で発掘されていたにも拘わらず、こちらも今回のBlu-rayには未収録。

どうしてこうなったのか、誰か教えてください!!

※ただ、悪い事ばかりではなく、WOWOW放送版をマスターとしたDVD BOX版では本編から消されていた(こちらは各話ラストカットを“尻止め”て雑に潰されていました)、シリーズ後半で毎話ラストの「次週へ」の締めは今回Blu-rayで復活していました(嬉)!!!