編集長・小黒祐一郎の日記です。
2022年9月25日(日)
「新文芸坐×アニメスタイルSPECIAL「『ストレンヂア 無皇刃譚』15周年 #ストレンヂアはいいぞ!」を開催。コメンタリー上映の前に、16時30分からの通常上映を少し観る。コメンタリー上映は19時から。安藤真裕監督と中村豊さんが映像を観ながら話すという形式で、大変に充実したイベントとなった。中村さんが他のスタッフからコメントをもらってきてくれたのもよかった。同じ形式で他作品の上映もやってみたいけれど、作品と人によってまるで違ったイベントになるのだろうなあ。
2022年9月26日(月)
Twitterでアニメのレイアウトが話題になっていたのをきっかけにして、宮崎駿さんのレイアウトについて書こうと思って『アルプスの少女ハイジ』の再視聴を開始。配信で1話から12話まで観た。「様式」とか「映画的な説得力」も凄いんだけど、それと同時に宮崎さんの「個々のカットを『画』にしようとする意欲」が凄い。それから、今回もアルムおんじの目線でドラマを観てしまう(後日追記。結局、この時期にレイアウトの話は書かなかった)。
2022年9月27日(火)
昼前の散歩で池袋から高田馬場まで歩いて、小豆島 大儀 高田馬場店で、前から食べてみたかった「岬のたらい手延べうどんセット」を食べる。
『アルプスの少女ハイジ』は20話まで観た。『CAT’S EYE』のDVD BOOKも少し観る。
2022年9月28日(水)
ここ数日、朝の散歩で『機動武闘伝Gガンダム』のアルバムを聴いている。「GUNDAM FIGHT-ROUND 3 新香港的武闘戯曲」を聴いたのは当時以来かも。かなり内容を忘れていた。グランドシネマサンシャインで『映画デリシャスパーティ▼プリキュア 夢みる▼お子さまランチ!』(▼はハートマーク)を鑑賞。『アルプスの少女ハイジ』の視聴も続く。
2022年9月29日(木)
朝の散歩時には『機動武闘伝Gガンダム』の「GUNDAM FIGHT-ROUND 4」「同・5」を聴く。アルパムではレインが、というか、天野由梨さんが大活躍。『アルプスの少女ハイジ』の視聴も続く。
2022年9月30日(金)
『5億年ボタン』最終回まで視聴。2話くらいで、観念的ハードSFアニメなのかと思ったのだけれど、そちらのほうには進まず。最終回で5億年ボタンの話としてまとまるかと思ったら、そんなこともなかった。ではあるけれど、とんでもない番組であったのは間違いない。それについては記憶に留めたい。制作スタッフは楽しかったのだろうか。楽しかったならいいな。
ところで『うる星やつら』の新テレビシリーズが、各回1話なのか各回2話なのか、あるいは各回3話なのかが気になっている。改めて原作を読むと、各回3話でもいけそうな気がする。
Twitterで『サイバーパンク: エッジランナーズ』について、現在のところ、Blu-ray Boxなどのパッケージの販売予定がないということを知る。映像パッケージが重要でない時代になっていく。
2022年10月1日(土)
グランドシネマサンシャインで「アバター:ジェームズ・キャメロン 3Dリマスター」【IMAXレーザーGT3D字幕版】を鑑賞。通常の感覚で観ると、話はかなりユルい。ではあるけれど、観客が作品世界に没入することが目的の映画であるなら、これでいいのかもしれない。ところで、このシリーズはタイトルが「アバター」だから、今後の続編でもアバターを出し続けなくてはいけないのだろうか。
朝の散歩時に『新機動戦記ガンダムW』のアルバムをサブスクで聴く。「OPERATION 1」がBGM、「OPERATION 2」がキャラソンとBGMの構成でちょっと驚く。「OPERATION 3」と「同・4」はまだ聴いてないけど、「3」は同様の構成で「4」はボーカル集らしい。時代だなあ。
引き続き『アルプスの少女ハイジ』を視聴。とにかく、アルムおんじがよく描けている。36話でパン屋の主人が、ハイジのことを「いい子だね。あの子は」と言ったあたりから、アルムおんじの表情が緩くなっているのがよかった。ハイジがフランクフルトから帰ってきたのが嬉しかったんだろうなあ。その後、ハイジがお嬢様と呼ばれていたと聞いて笑うという流れになるのだけれど、笑ったのはお嬢様と呼ばれていたのが可笑しいからだけではない。シリーズ全体としては、ハイジと暮らすようになってからも、おんじがハイジがいないところでは「かなりめんどうくさい人」として描かれているのがいい(ハイジがいるところでは他人に気を使っている)。ハイジは基本的には大人が考えた「いい子ども」なんだけど、言動が率直過ぎてペーターを軽く傷つけることがあるのがいい。フランクフルトでの生活について、おんじやペーターがどこまで知っているのかを把握しないで話をしたりするのがいい。