COLUMN

アニメ様の『タイトル未定』
367 アニメ様日記 2022年6月5日(日)

編集長・小黒祐一郎の日記です。
2022年6月5日(日)
明け方までにこの日にやらなくてはいけない作業を終える。ワイフと遠出をして散歩。イベント「花菖蒲を楽しむ」開催中の小石川後楽園に行く。
SNSで『響け!ユーフォニアム』新作のスケジュールを知る。2023年に「アンサンブルコンテスト編」がBlu-ray発売、劇場特別上映。2024年にTVシリーズ「久美子3年生編」放映だそうだ。楽しみに待ちたい。
仕事関係で観たい某TVアニメ。全24話で、配信は第1話だけが無料。第2話以降の配信が1話あたり220円だから全話を視聴すると5060円。これはハードだ。輸入盤DVDは全話入りで3453円。Amazonにある中古DVD全巻セットが3350円。さて、どうする。

2022年6月6日(月)
グランドシネマサンシャインで『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』Dolby Atmosを鑑賞。自分が観たかったものとは少し違ったのだけれど、「ククルス・ドアンの島」のリメイクとしては充分以上の出来であり、驚くくらいにサービスたっぷり。そして、自分が『ガンダム』の何が好きなのかを改めて考えることになった。
『薔薇王の葬列』は途中の話数を観ていなくて、最近の数話を観ているんだけど、ちゃんと観ていたら、もっと楽しめただろうと思っている。

2022年6月7日(火)
TOHOシネマズ 日比谷で「庵野秀明セレクション「ウルトラマン」特別上映(4K上映)」を観る。映画館で観ているのに「上映会」気分だった。映像については鮮明な部分はかなり鮮明。音もよかった。内容については「空の贈り物」が圧倒的な面白さ。上映の最後が「空の贈り物」でよかった。ブログラム全体としては「このセレクトでよかったの?」と思わないでもないけれど、観客にもっと「ウルトラマン」を観たいと思わせるセレクトだったのかもしれない。「ウルトラマン」もいいけど、「帰ってきたウルトラマン」の5、6話とかも劇場で観たい。映画の後は、東京ミッドタウン日比谷内をうろうろして、銀座 蔦屋書店 T-SITEをのぞいて、ギンザ・グラフィック・ギャラリーの「佐藤卓TSDO展〈in LIFE〉」に立ち寄る。やたらとカルチャーな時間を過ごした。
取材の予習でAmazon prime videoで『灼熱の卓球娘』1話から10話まで観た。
紙の文庫本で買った小説「むらさきのスカートの女」を読了。普通の意味での面白さとは違うかもしれないけど、面白かった。解釈するのが楽しい小説だと思う。

2022年6月8日(水)
仕事の合間に、新文芸坐で「少林寺 4Kリマスター版【4K上映】」(1982・中国=香港/100分/DCP)を観る。嬉しかったのは新文芸坐の、作品上映前の予告編が復活したこと。「少林寺」の前にやった予告は「戦場のメリークリスマス 4K修復版」「テオレマ 4Kスキャン版」「アンビュランス」「ナイル殺人事件」だったかな。古今東西過去近年の予告をゴチャっと観られるのが、新文芸坐の良さのひとつだと思う。
Amazon prime videoで UHDの「孤独のグルメ」を観る。確かに通常の「孤独のグルメ」より綺麗。五郎の顔の皺もよく分かる。
取材の予習で、かなり久しぶりにOVAの『エイリアン9』を視聴。すっかり忘れていたけど、「久川綾アニメ」のひとつだ。

2022年6月9日(木)
次号の「設定資料FILE」は『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』だ。『ククルス・ドアンの島』のBlu-rayを再生しつつ、「設定資料FILE」の構成作業をする。『ククルス・ドアンの島』Blu-ray劇場限定版についてきた絵コンテ、原画集にも目を通す。さらに映像特典、シナリオ デジタルアーカイブも見る。原画集で「えっ、あそこって安彦さんの原画だったの?」と驚く。シナリオ デジタルアーカイブを読んで、さらに知りたいことが増える。

2022年6月10日(金)
『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』のブライトは、実際には白目があるけれど、白目部分を白く塗っていないということなのね。ある程度、カメラが寄ったカットだと、目の上の部分が白く塗られている。劇中の登場人物からも白目が見えづらいので、カイに「白目ナシ」と言われたということなのだろう。
あまりにも登場人物が多いので、Blu-rayソフトでどの人物がどこに出ているのかを確認しながら、「設定資料FILE」の構成を進める。今回の構成は難産で、密度感の調整をするために一度できたページをやり直す。
作業をしながら、作業机にタブレットを置いて色々と観た。『からかい上手の高木さん』3期の未視聴分(9話分くらい)を連続して観たのだけど、没入感が強かった。高木さんを応援したくなった。

2022年6月11日(土)
取材の予習で『KURAU Phantom Memory』の視聴を開始。仕事の合間に、池袋で開催されていた「プロデューサー・丸山正雄のお蔵出し PART1《『A-Girl』『真・孔雀王 天魔復活/崑崙鳴動』》」に。『A-Girl』って上映用の素材はこのイベントのために用意したものだろうか。『真・孔雀王』は一度は観ているはずなのだけど、すっかり内容を忘れていた。リラックスした感じのよいイベントだった。