編集長・小黒祐一郎の日記です。
2021年8月15日(日)
Amazon prime videoで『:序』『:破』『:Q』に続けて、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の視聴を始める。劇場で「激ウマだな」と思ったレイアウトが普通に見えて、「このカットの秒数はこれでいいのか」と思った部分がまるで気にならない。スクリーンとモニターで、こんなにも印象が違うのか。
2021年8月16日(月)
早朝散歩は続けている。この日は池袋から代々木公園まで歩いた。途中で明治神宮に参拝した。その後はデスクワーク。ある映画の試写会の最終日だったけれど、原稿を優先。1日のタイムスケジュールを細かく決めて、原稿の時間は他のことはやらないで集中して作業をした。
ある方に取材のアポとり。この方はメールの返信はなかなかくれないけれど、電話にはすぐに出てくれるので電話で。
Amazon prime videoで『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の視聴を終了。『:序』『:破』『:Q』『シン』と続けて観たことで、自分の中で作品が立体的になった。特に『:Q』と『シン』は「4本でひとつの作品」として観た方が面白い。『シン』の後だと『:序』『:破』の日常的な場面で「ああ」と思うところあり。色々なことが伏線として活きている。『シン』で気になっていた表現が、どうしてそうなっているのかが分かった、ような気がした。
2021年8月17日(火)
仕事の合間に、ワイフとグランドシネマサンシャインに。16時20分からの回で『サイダーのように言葉が湧き上がる』を観る。自分は二度目、ワイフは初めての鑑賞。僕は今回のほうが楽しめた。
取材の予習で『ワンダーエッグ・プライオリティ』を1話から12話まで観る。最初の4話はBlu-rayソフトで観た。
2021年8月18日(水)
インタビューの質問状ができた。傑作。そして、長編。いや、質問状が傑作になっても、あまり意味はないんだけど。久しぶりに『エロマンガ先生』8話を観て、冒頭に感心する。ついでに「アニメスタイル012」の『エロマンガ先生』特集に目を通す。8話の列車内のレイアウトを載せてよかった。
SNSで須田正己さんが亡くなられたことを知る。僕が最初に須田さんに取材したのは、アニメージュの1987年9月号(vol.111)の「PROFESSIONAL INTERVIEW」。次が2014年6月号(VOL.432)「この人に話を聞きたい」第百六十七回だった。素晴らしい仕事を沢山残してきた方だ。タツノコプロ時代の仕事、キャラクターデザインを務めた『北斗の拳』は勿論のこと、『愛してナイト』のオープニングや『Dr.SLUMP』のマシリトの歌と躍りの作画等も忘れがたい。心よりご冥福をお祈り致します。
2021年8月19日(木)
昼飯で「完全栄養のパン」がキャッチフレーズのBASE BREADを試してみる。これはいいかもしれない。ダイエットに効果的というよりも、健康的に痩せるためによさそうだ。近所の文房具屋に廃盤が決まったBICジャパンの油性ボールペン「オレンジ イージーグライド」があったので1本だけ買う。
水曜に『エロマンガ先生』8話観たけど、この日は『エロマンガ先生』を1話から観て、また8話にたどりついた。今回の取材とは関係ない話になるけれど、『エロマンガ先生』はバランスがいいなあ。次に『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』で若林信さんの作画をチェックする。
2021年8月20日(金)
13時から、新高円寺で「この人に話を聞きたい」で若林信さんの取材。予習は90点で、取材は120点。写真もいいものになった。取材終了後、新高円寺から高円寺まで歩くつもりが、久しぶりに散歩スイッチが入って高田馬場まで歩いてしまう。
2021年8月21日(土)
「アニメスタイル販売会・2021_01」の開催日。販売会そのものはスタッフに任せた。自分は事務所で原稿を進めて、開始直後に販売会をのぞきに行った。その後、デパ地下で予約していたバースデーケーキを回収して、トークイベント「アニメーター40周年を迎えちゃいまして~伊藤郁子と○○人の呑兵衛たち~」の会場に。着いた時にはトークが始まっていて、楽屋に伊藤さん宛てのケーキを置いて池袋に戻る。その後はトークの配信を観ながら、原稿を進める。