COLUMN

第725回 コミカライズと俺

新番組『プラオレ!』のコミカライズ(マンガ版)を
ウチ(ミルパンセ)が担当してます!

 社内でマンガ家(~志望も含む)を採用し始めたのはやや偶然気味で、かれこれ3年程(?)前。自分的には『ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士』(2018年/制作AXsiZ)を作ってる時に、ミルパンセの新人募集に元マンガ家の方がポートフォリオを送ってきたことに端を発します。で、その方がアニメーター育成~『ユリシーズ~』や『COP CRAFT』の本番動画や第二原画をやり始めた頃、なんとなくご本人あてに再びマンガの依頼がきて「是非やりたい」とのことだったので、会社に所属したまま、アシスタントも会社で募集して正式にマンガを描いてもらおうという話になったのです。それが現在WEBコミックガンマ(竹書房)で連載中の「人狼ゲーム ロスト・エデン」になっており、ミルパンセは協力というかたちで関わってます。
 で、『プラオレ!』コミカライズ版~「プラオレ! プレシーズン幣舞橋」になります。前述の「人狼ゲーム~」はノータッチですが、こっちは自分、たまにお手伝いしてます。今回は新人のマンガ家志望を集めてチームで描くことにしたので、“ちょっと困った箇所”などラフ参考を描いたり、スタッフ編成の相談にのったりと、板垣もアニメ仕事の合間にほんのちょっこっとだけ参加しているのです。
 でも逆に、アニメ『蜘蛛ですが、なにか?』では「プラオレ!」のマンガ連載が動き出す前だったので、アニメのサブキャラや小物などの設定周りや、アニメ誌やグッズの版権イラストをマンガ部に手伝ってもらったりと持ちつ持たれつ。実際マンガの仕事も隙間なくあるわけでもないので、各々社員として固定給を払うには、マンガ担当の人にもアニメの設定やコンテの清書などを教えて“マンガ・アニメ問わず画に関わるならなんでもやってもらう”ことで固定給を捻出するというわけです。