編集長・小黒祐一郎の日記です。
2021年4月11日(日)
グランドシネマサンシャインで「シン・エヴァンゲリオン劇場版 舞台挨拶中継付」のライブビューイングを、ワイフと一緒に観る。庵野さん達の舞台挨拶は新鮮だった。二度目の鑑賞で『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の印象は変わらず。映画の後に居酒屋へ。1週間ぶりの酒は旨い。
2021年4月12日(月)
原稿は後回しにして、それ以外の作業を次々に片づける。新番組『シャドーハウス』1話を視聴。キービジュアルだけ、キャラクターがシルエットなのだろうと思っていたのだけれど、本編もそうなのね。まるで前衛作品だ。「オフセット印刷サンプルBOOK」がAmazonから届く。これはヤバい。仕事で色んな印刷を試したくなる。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の二度目の鑑賞から1日経って思ったことがある。『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』が完成したことで『新世紀エヴァンゲリオン』TVと劇場版がなんだったのかがはっきりしたと思う。作品の輪郭が明確になった。今なら、自分はこれまでよりも上手にTV版と劇場版の解説が書けるはず。
2021年4月13日(火)
事務所で仕事を片づけてから、新文芸坐の10時30分からの回で「ミッドナイト・ファミリー」(2019・米=メキシコ/81分/DCP/ドキュメンタリー)を鑑賞。途中外出券をもらって、事務所に戻る。Zoom打ち合わせ、テキスト作業等をこなしてから、再び新文芸坐に。15時35分からの回で「スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち」(2020・米/84分/DCP/ドキュメンタリー)を観る。新文芸坐の外出券は、コロナ禍で映画と映画の間の休憩が長くなり、その休憩中に外に行って煙草を吸ったり、食事をするためのものであり、今回のように朝と午後に分けて映画を観るためのものではないのだけど、新文芸坐のスタッフの方が「現在のルールでは、そういった使い方もOK」と言ってくれたので、裏技的な鑑賞をしてみた。ただし、ルールは今後変わるかもしれないとのこと。
今日のプログラム名は「「命」をかける女、「命」を運ぶ家族 スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち | ミッドナイト・ファミリー」。ドキュメンタリーの2本立てである。「ミッドナイト・ファミリー」はメキシコの民間の救急搬送事業者である家族を描いた作品。カメラの存在をあまり感じさせない劇映画的な作りだ。「スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち」は多数のインタビューと過去の映画やドラマ映像等を組み合わせたドキュメンタリーらしい作り。好対照の2本だった。
この日は以下の新番組の1話を観た。今期は挑戦的な画作りの作品がいくつもある。
『不滅のあなたへ』
『美少年探偵団』
『EDENS ZERO』
『BLUE REFLECTION RAY/澪』
『すばらしきこのせかい The Animation』
『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω』
『ゾンビランドサガ リベンジ』
『バトルアスリーテス大運動会 ReSTART!』
『擾乱 THE PRINCESS OF SNOW AND BLOOD』
2021年4月14日(水)
「林修の今でしょ!講座 特別編」の「プロが選ぶ!日本のアニメの歴史を変えたスゴいアニメ 14」を録画で観る。アニメのメイキングを取り上げる番組をゴールデンタイムでやったのは画期的。プリキュアの変身作画と『風立ちぬ』の効果の話は面白かった。
Netflixの『極主夫道』がキレキレ。ほとんど止めなんだけど、普通に動かしたらこんなに面白くならなかっただろう。
ダイエットを続けている。体重を落とすと決意したのが去年の9月28日(月)で、その日から7.4キロ落とした。この日はチートデイ。チートデイという言葉の使い方が正確ではないかもしれないけれど、とにかくチートデイ。上野で吉松さんと肉を食べて吞む。
2021年4月15日(木)
「アニメージュとジブリ展」内覧会に参加。ちょっとしたアニメージュ関係者の同窓会だった。鈴木敏夫さんの仕事を中心にした展示だと思い込んでいたけれど、必ずしもそういうわけではなかった。アニメージュファンとしての展示の見どころは初期の付録、そして、電車の中吊り広告。アニメージュファンとしてではなく、アニメマニア的な視点だと、レイアウト等のアニメーションの制作資料の展示があり、これがかなりよかった。特に『ルパン三世 (TV第2シリーズ)』 の「さらば愛しきルパンよ」のレイアウトがよかった。ただ、この展示とは別に、いつか、ジブリがメインでない「アニメージュ展」をやってほしいとは思う。
事務所を片づけていたら、淀川長治さんの映画解説DVDが出てきた。一度も再生していなかったので、ちょっと観てみる。1本1本の解説が短くて、それが大量に入っている。1本の映画に時間を使って語ってもらったほうが、見やすいだろうなあ。正確な引用ではないと思うけれど「映画を勉強している人は」というフレーズがあって、いいなあと思った。僕も機会があったら、イベントとかで使おう。「アニメを勉強している人はここに注目したいほうがいいですよ」とか。
2021年4月16日(金)
グランドシネマサンシャインで、ワイフと『名探偵コナン 緋色の弾丸』を鑑賞する。感想はいずれまた。
確認したいことがあって、DVDで『宇宙戦艦ヤマト』を数話分だけ視聴した。ヤバい。めちゃめちゃ面白い。前に再見した時の数倍面白い。よく沖田艦長の年齢が印象より若いと話題になるけど、改めて観ると、声は若いね。
2021年4月17日(土)
デスクワークと散歩の日。原稿作業には手をつけず、現状の仕事の整理。それから、新しい書籍の企画のプランを練る。思いつくのは簡単だけど、かたちにするのは難しい。取材の予習で『スケッチ ブック ~full color’s~』を数本視聴。面白いなあ。『うみものがたり ~あなたがいてくれたコト~』を1話から観る。