COLUMN

アニメ様の『タイトル未定』
248 アニメ様日記 2020年2月23日(日)

編集長・小黒祐一郎の日記です。

2020年2月23日(日)
午前1時50分くらいに起きて、2時50分くらいに事務所へ。散歩と食事以外は外出せず、事務所で用事を片づける。NHK-FMの「×(かける)クラシック」という番組がアニメの特集で、アニメ関連のクラシックをかけていた。『銀河英雄伝説』『るろうに剣心』『ユーリ!!! On ICE』、それから『新世紀エヴァンゲリオン』の『DEATH』等々。16時くらいに大体の作業を終えて、自宅に帰って料理をつくる。食事を終えた後、用事がまだあったことを思い出して事務所に戻る。

2020年2月24日(月)
深夜に事務所へ入って朝まで原稿。グランドシネマサンシャインで、13:50からの回で『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』を観る。全体に力の入った作品で、アクションもいい。『デジモンアドベンチャー』劇場第1作、『ぼくらのウォーゲーム!』へのリスペクトには驚いた。あのラストでよかったのかについては疑問が残るが、トータルでの印象は悪くない。
事務所で『22/7』を1話から観る。話題の最新話も観る。確かにしっかりと演出されていた。

2020年2月25日(火)
午前3時23分に事務所へ入って朝まで原稿。15時半に社内で打ち合わせ。17時に中央線方面で打ち合わせ。自宅に戻って休んでから、新文芸坐で岩波音響監督のオールナイトの音響調整に立ち合う。
『虚構推理』を最新話数まで観た。『虚構推理』の岩永琴子はいいな。ずっとセリフを聴いていたい。彼女も「アニメならでは」の人物像で「アニメならでは」の心地よさ。その後は『宇宙パトロールルル子』の一気見。次は『デジモンアドベンチャー tri.』を1話から視聴。

2020年2月26日(水)
オールナイトの準備を兼ねて『ガールズ&パンツァー』のTVシリーズを視聴する。一気観したせいでもあるけど、すごいスピード感。劇場版や完結編を観た後だと「あ、このキャラにこんな芝居をさせるんだ」と思うところがあったり。

2020年2月27日(木)
早朝にデスクワーク。朝のツイートの後、山手線で新宿に。新宿ピカデリーの9:00~10:45の回で『劇場版 Gのレコンギスタ II ベルリ撃進』を観る。徒歩で池袋に戻って、デスクワークと打ち合わせ。ワイフと西荻窪のササユリカフェに。「『この世界の片隅に』ができるまで展2」をのぞく。追加の展示物を見ていなかったのだ。展示を企画した僕が言うのも変だけど、マニアックな展示だなあ。ササユリカフェに2人の若い女性のお客さんがいて、どうやら業界の人らしい。別に話を聞こうと思って聞いたわけではないのだけど、他にお客さんがいないうえに、声が大きいので話が全部聞こえてしまう。「いや、それはガイナックスじゃない」「それは新谷真弓さん」とか突っ込みを入れたくなるが、会話の邪魔以外の何物でもないので我慢する。事務所に戻ってデスクワーク。声優博士と打ち合わせ。新文芸坐から『ガールズ&パンツァー』オールナイトのトークショー中止の報せが入る。新型コロナウイルス感染拡大の可能性を考慮しての配給元の判断である。
『ガールズ&パンツァー 第63回戦車道全国高校生大会 総集編』を観てから『劇場版 ガールズ&パンツァー 』を視聴。もしも、TVシリーズの『ガールズ&パンツァー』が全26話で、アンツィオ戦をシリーズ中で描いたとしたら、アンツィオ高校の描写は随分違っていたのではないかと思った。

2020年2月28日(金)
午前中に散歩。13時から事務所で打ち合わせ。その後、BONESで打ち合わせ。川元利浩さんのイベントを中止することが決まる。川元さんにとって初めての国内のイベントであるはずで、そのイベントはなるべくハッピーなものにしたい。だから、僕も中止に賛成した。改めてイベントを企画するつもりだ。すぐにロフトの担当さんに連絡を入れる。事務所に戻ってデスクワーク。
この2年ほど仕事を手伝ってもらっていた外部スタッフの女性が、この日いっぱいでうちの仕事をお休みすることになった。地方在住でメールと電話のやりとりがほとんどだったが、彼女のおかげで出せた本も多い。しばらくしたら復帰してほしいが、どうなるかは分からない。仕事の引き継ぎも完璧だった。
『劇場版 ガールズ&パンツァー』の後は『完結編』を観る予定だったのだけど、変更して『化物語』に。あ、意外とキャラの顔が違う(記憶と違う)。尾石さんのセンスはやっぱり素晴らしい。それにても「30過ぎの年季の入った中年」というセリフはちょっとひどい。
「映画大好きポンポさん」のアニメ化を知る。監督は平尾隆之さん、キャラクターデザインが足立慎吾さん。これはいいキャスティングだ。

2020年2月29日(土)
午前中から外出の予定だったが、ちょっと熱があったので、事務所で作業をすることにした。夜はオールナイト「新文芸坐×アニメスタイル セレクションvol. 124 岩浪音響監督 ワンナイト・スーパーセンシャラウンド!!!」を開催。トークがなくても様子を見に行くつもりだったが、時期が時期だけに遠慮させていただく。オールナイトでは岩浪さんのビデオメッセージが流された。