COLUMN

アニメ様の『タイトル未定』
246 アニメ様日記 2020年2月9日(日)

編集長・小黒祐一郎の日記です。

2020年2月9日(日)
朝からデスクワーク。午前中に散歩、王子で立ち食いおでん屋に。その後はまたデスクワーク。Amazon Prime Videoで『あした世界が終わるとしても』をレンタルで視聴する。

2020年2月10日(月)
午前中に散歩。午後は打ち合わせ3本立て。朝にAmazon Prime Videoのレンタルで『二ノ国』を観た。狙って選んだわけではないけど、『あした世界が終わるとしても』と似た作品だと感じた。これらは20年くらい経ったら「あの頃らしい作品」と言われるのだろうか。
午後はdアニメストアで『メダロット』を1話から6話まで観る。作画がいいなあ。それから、全体に子供の声が可愛い。当時も思ったけど、キクヒメ(鈴木真仁さん)がナイスキャスティング。14話「忍びが通る」は絵コンテ、演出、作画監督を今石洋之さんが担当。「今石アニメ」として完成されている。
打ち合わせで「アニメ雑誌にきびしい時代だ。もう『設定資料FILE』を続けるのは無理かもしれない」と言ったら、編集部スタッフに「小黒さん、年に一度は同じことを言っていますよ」と突っ込まれる。

2020年2月11日(火)
建国記念の日。朝にデスクワーク、午前中からワイフと散歩。山手線で日暮里駅まで行って、谷根千を散策してから徒歩で上野に向かい、途中で上野動物園に寄る。動物が足りていなかったワイフは大喜び。アメ横の立飲みカドクラで昼飯。その後、秋葉原まで歩いて「太田じろうの世界展」に。太田じろうさんって、有志の方達の活動が始まるまでほとんど知らなかったんだけど、とにかく画が可愛い。太田さんの仕事とは知らず、作品に触れていたのかもしれない。池袋に戻って、少し休んでから事務所に。自分の机(メインの机とサブの机)の上の片づけに着手。Apple Musicで「『疾風!アイアンリーガー』ボーカル集」を聞きながら作業をする。

2020年2月12日(水)
午前3時頃に事務所へ入ってテキスト作業。朝のラジオ体操までに、この日の一番重たい作業が終了。バンダイチャンネルで『ノエイン もうひとりの君へ』の再視聴を開始。赤根和樹さんの取材の予習である。『星合の空』を観た後だと「あ~」と驚くことあり。午後もデスクワーク。プライベートな用事も片づけて、充実した1日。
10数年前に上京した時に、アニメスタジオに見学に連れて行った学生さんがいて、彼がお父さんになると知る。いや、今では学生さんでもなんでもなくて、大人なんだけどね。
青木俊直さんの「なのはなフラワーズ」上巻、下巻をKindleの読み放題で読了。元は雑誌に連載された作品で、単行本に収録されなかった分も含めて同人誌にまとめて、さらにそれをKindle化したらしい。女性だけが住んでいるアパート(なのはな荘)の住人達の物語で、上巻はマンガ家の青砥奈央の仕事と恋がメインで、下巻はそれぞれの住人のエピソードが続く。下巻のほうが面白い。下巻の感じでもう少し読みたかった。かつての住人がなのはな荘が訪れるパート(最終回の序盤)がよかった。

2020年2月13日(木)
散歩とデスクワーク。『ノエイン もうひとりの君へ』を最終回まで視聴。クライマックスの後にもう1パートほしい。次に『新世紀GPX サイバーフォーミュラ』を観る。この作品を観るのはいつ以来だろう。SUGOのメンバーの声が若い。三石琴乃さんは勿論、飯塚昭三さんですら若い。18話「超高速の罠」は絵コンテ、演出が赤根さん、作画監督が吉松さんの傑作。今観てもよくできている。クライマックスのシューマッハがかっこいいのは言うまでも無く、レース前の描写も充実。謎のセリフ「ドンピシャピッタンコ」もこの回(赤根さんの絵コンテ段階のアドリブらしい)。

2020年2月14日(金)
ワイフとグランドシネマサンシャインの08:50からの回で「1917 命をかけた伝令【IMAXレーザーGT字幕】」を観る。なんと初日朝イチのIMAXだった。物語は面白いし、労力と技術も凄まじい。評価されているのは分かる。だけど、僕は作品に入り込めなかった。カットが割られていないのに、時間と空間が誇張・省略されているのに猛烈な違和感を感じてしまったのだ。
バレンタインデーである。事務所では男子から男子に、女子から女子に、女子から男子にチョコレートが飛び交う。デスクワークと打ち合わせをはさんで、18時から某スタジオで打ち合わせ。せっかくなので打ち合わせ相手の監督(男性)にチョコレートを持っていく。

2020年2月15日(土)
この日は結果的にほぼ休日。『天空のエスカフローネ』を何本か観た後に『ヒートガイジェイ』を観る。夕方から若い人達の飲み会に呼ばれて参加。大人しくしていようと思ったのだけど、結局、酔って喋りまくってしまった。