2018年11月4日(日)
午前中からワイフと新宿御苑で散歩。午後、事務所に戻ったら、映画・チャンネルNECOでOVA『ブラック・ジャック』の一挙放送中だった。途中から途中までを観ただけなのだけど、非常に映画的だったし、登場人物に人間的な厚みが感じられ、それが素晴らしかった。今まで自分はこの作品のどこを観ていたのだろうか、きちんと対峙していなかったのではないかと思った。この日、僕が観たのはシリーズ前半の話数で、ビスタサイズでの放映だった。Blu-ray化の際に、スタンダードサイズだったエピソードをビスタサイズで収録したという話は聞いていたが、それと同じバージョンだったのだろう。
2018年11月5日(月)
バルト9の10時10分からの回で『映画HUGっと!プリキュア・ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』を観る。出だしの初代コンビの活躍だけでも劇場で観たかいがあった。映画自体の感想とはズレるけれど、稲上晃さんのオリジナルキャラクターをもっと観たいと思った。『プリキュア』シリーズ以外の作品で観たいなあ。
事務所に戻って、録画してあったOVA『ブラック・ジャック』の1話から3話を観る。今、観ると、ブラック・ジャックが出崎さんに見えるところがある。特に女子高生との距離の取り方とか。思い出したけど、OVAリリース当時にも、エンディングの笑みを浮かべている止め絵のブラック・ジャックは、出崎さん自身が投影されていると思っていた。
2018年11月6日(火)
来年刊行予定の絵コンテ本、原画集についての打ち合わせ。
2018年11月7日(水)
午前中は取材の予習で『メガロボクス』Blu-rayを観る。映像特典の新作短編がいい。ほぼ止め絵ではあるのだけど、森山洋濃度が高い。13時から「この人に話を聞きたい」で森山さんの取材。『メガロボクス』のことだけでなく、『進撃の巨人』『ギルティクラウン』などのイメージボードやビジュアルデザインの役職で参加した作品についても。
2018年11月8日(木)
昼は、事務所で「孤独のグルメ」のドラマを観ながら、カロリーメイトを食べる。わざわざ寂しい気持ちに浸りたかったわけではないけれど、そんな状況になってしまった。午後は、八王子で開催されていた特別展「王立宇宙軍 オネアミスの翼展 SFアニメができるまで」に。初見の資料が山のようにあった。若きクリエイター達の才能と情熱が溢れていた。ムックに小さいサイズで載っていたデザイン画を、原寸で見られたのもよかった。
紙のアニメ雑誌の終焉が近いのかもしれない、と思う出来事が、今週ふたつあった。それ以外も、この数か月、紙のアニメ雑誌のピンチを感じることが多かった。「急にきた」感じだ。単純に雑誌が売れないから、というのとは少し違った問題だ。
2018年11月9日(金)
冬に出す書籍のためのインタビュー取材。
2018年11月10日(土)
TOHOシネマズ上野の9時20分からの回で『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』を観た。ありとあらゆる意味で予想していたのと違う映画だった。ロボットアニメの枠組みとか、今までの『エウレカセブン』から「脱出しようとした作品」という印象だった。気になる点がいくつかあったので、TVシリーズを観直したい。