COLUMN

アニメ様の『タイトル未定』
161 アニメ様日記 2018年6月24日(日)~

2018年6月24日(日)
強制休養2日目。朝は『HUGっと!プリキュア』や『ゲゲゲの鬼太郎』をのんびりと観る。午前中にビーチサンダルで砂浜を歩いた以外は、ほとんど一日、ホテルで寝ていた。

2018年6月25日(月)
昼まで強制休養。午後から事務所に戻ってデスクワーク。話は変わるけれど、Twitterで、10年近く前に亡くなられた緒方賢美さんの画をアップするアカウントを見つける。緒方賢美さんは同人誌で活躍されていた方で、猛烈に画が巧かった。巧いだけでなく、画に「アニメごころ」があった。僕はアニメージュの仕事で、彼に何度かイラストを描いてもらっている。アニメーターに発注する描きおろしイラストのラフをお願いしたこともある。『新世紀GPX サイバーフォーミュラ』では彼のラフを原画として使い、吉松さんに修正を入れてもらってセルイラストにしたこともあった(ちなみに、そのアカウントでアップしているアカウントはエロチックなものが多い。苦手な方はご注意を)。

2018年6月26日(火)
デスクワークの日々。気になることがあって『HUGっと!プリキュア』1話から10話を観る。ところで、うちのMacが「あの」で出す変換候補は『きまぐれオレンジ☆ロード あの日にかえりたい』『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『あの夏で待ってる』でした。

2018年6月27日(水)
デスクワークの日々。『HUGっと!プリキュア』11話から最新21話を観る。展開が早いなあ。15話「迷コンビ…? えみるとルールーのとある一日」はその後の展開を知って観ると、まるで違う話だった。観直して『HUGっと!』のシリーズ構成が丁寧に組まれているのが分かった。

2018年6月28日(木)
「週刊少年チャンピオン」最新号を買う。「ドカベン」シリーズの完結編である「ドカベン ドリームトーナメント編」の最終回が掲載されている号だ。試合は終わるにしても、どうやってドラマを完結させるのだろうかと思っていたら、回想で「ドカベン」の1話に戻ってそのまま終わってしまうという、まさかのループ落ち。このまま「ドカベン」1話から「ドカベン ドリームトーナメント編」の最終回までを繰り返して読み続ければ、永遠に「ドカベン」は終わらないのだ……というのは半分くらい冗談だけど、1話に戻ったところはちょっとぐっときた。僕が「ドカベン」をきちんと読んでいたのは長いシリーズの途中までで、決して熱心なファンだったとは言えないけれど、少なくとも最初の「ドカベン」は抜群に面白い作品であったし、中学高校の頃の僕はこのマンガの登場人物が大好きだった。水島新司先生、お疲れ様でした!
「アニメスタイル013」の見本が届く。作っている時から思っていたけど、今号は誌面が専門誌っぽい。『さよならの朝に約束の花をかざろう』大特集でインタビューイの写真がなく、取材記事で文字がぎっちり詰まっているためでもあるのだろう。
夜は、デジタルハリウッド大学[DHU]公開講座【監督・プロデューサーが語る 映画「名探偵コナン ゼロの執行人」ができるまで】に参加。諏訪道彦プロデューサーと立川譲監督による講義で、興味深い話をいくつもうかがうことができた。だけど、もっと聞きたいことがある。

2018年6月29日(金)
取材とイベントとデスクワークの日々。深夜アニメの最終回をいくつか観る。夕方から、夏に出す書籍のために三鷹の魚民で取材。居酒屋チェーン店の魚民である。インタビューイが吞みながら話したいということで、店を探すことになったのだが、色々あたって、最初に提案してもらった魚民を使うことになった。行く前は、取材に向かないのではないかと思っていたのだけど、立派な個室があって、むしろ、取材向きだった。

2018年6月30日(土)
取材とイベントとデスクワークの日々。昼間はデスクワーク。夜はオールナイト「新文芸坐×アニメスタイル セレクションvol. 104 東映長編の名作」。トークのゲストとして映像研究家で、高畑勲・宮崎駿作品研究所代表の叶精二さんに来ていただいた。叶さんのトークは内容が整理されており、話題も豊富。素晴らしい解説だった。また、叶さんに来ていただきたい。