2018年2月25日(日)
早朝に新文芸坐に。劇場に着くと「新文芸坐×アニメスタイル セレクションvol.100 100回記念シリーズ Best of Best(1)」の『アリーテ姫』の終盤だった。『アリーテ姫』は何度も観ているはずだけど、スクリーンだと新鮮な気持ちで視聴できる。昼は「少年ハリウッド 第26話完全版完成披露上映イベント」に足を運ぶ。入場料は高めだったけれど、クラウドファンディングで協力した人よりも安い金額で観るわけにはいかないわけで、その料金設定に納得。観客は9割以上が女性だった。僕は男性であるうえにコアな『少年ハリウッド』のファンというわけでもないので、一番後ろに近い席に座った。しかし、実は客席の背後にもスクリーンがあり、後ろの席のお客さんは椅子を反対に向けて観るという形式の上映で、結果的に僕は最前列に近い場所で鑑賞することになってしまった。上映中、周囲のお客さんは熱心にサイリウムを振っていて、ああ、こんな前の席にサイリウムも持たないオッサンが座ってしまって、すいません、という気持ちに。
「アニメ様日記 2018年2月11日(日)~」のテキストを仕上げるために、西崎義展さんに取材した回の「この人に話を聞きたい」を読み直す。さらにちょっと気になることがあって、自分のブログを検索する。
【仕事】次回の「この人に話を聞きたい」は西崎義展さん
http://animesama.cocolog-nifty.com/animestyle/2009/09/post-d458.html
西崎義展さん
http://animesama.cocolog-nifty.com/animestyle/2010/11/post-3acf.html
後者のエントリーで、僕が西崎さんに「自伝を読みたいです」と言ったとあり、少し驚いた。すっかり忘れていた。
2018年2月26日(月)
最新分まで含めて『3月のライオン』をまとめて数話視聴。面白いし、演出もよかった。
2018年2月27日(火)
作業しながら『恋は雨上がりのように』を改めて1話から視聴。やばい、ふた回り目のほうが楽しい。最初は女子高生が中年男を好きになるなんて、現実味がないと思うところがあったのだけど、中年男の店長もある程度は理想化された存在であることが分かり、素直に視聴できるようになった。というか、あきらの一挙一動をニヤニヤしながら観てしまう。取材の予習でSTEINS;GATE』を再視聴をはじめる。
夕方から「アニメスタイルのうすい本」のために山内重保さんに取材。「アニメスタイルのうすい本」をまとめるにあたって「こういう記事もほしい」と思い立ち、急遽取材を申し込んだのである。取材の後、阿佐ヶ谷ロフトAで開催されていた「吉松孝博のプライベートムービーの世界DX」に顔を出す。
2018年2月28日(水)
昼間から夕方にかけて、新文芸坐で「アトミック・ブロンド」「ベイビー・ドライバー」の2本立てを観る。ワイフとの付き合いで観ることになっていたのだが、ワイフの予定がズレて、一人で観ることになった。両方ともよくできたアクション映画で、2本まとめての鑑賞は豪華。名画座ならではの体験だった。
2018年3月1日(木)
『STEINS;GATE』を最終回まで観る。劇場版の時も観直しているから、3度目の視聴だったはず。序盤に関していうと、主要登場人物がどんなキャラクターなのか分かってから観たほうが面白い。
2018年3月2日(金)
取材の予習で『好きっていいなよ。』を全話観る。スタッフ配置としては『舟を編む』の前哨戦というか、この作品の延長線上に『舟を編む』があるのだろう。
2018年3月3日(土)
『好きっていいなよ。』原作コミックス第11巻DVD付き限定版収録「誰かが」を観る。物語よりも表現に重きを置いた作品で、佐藤卓哉監督らしいともいえるし、黒柳トシマサさんらしいともいえる。マニアらしい言い方をすると「『好きっていいなよ。』における『蝉時雨』である」。
フィルムセンターで『ヤスジのポルノラマ やっちまえ!!』を観る。1971年に公開された劇場アニメーションだ。僕がこの作品を知ったのは「日本アニメーション映画史」だった。「いつかは観たい」どころか「一生観る機会はないだろう」と思っていた作品だった。内容はかなり無茶苦茶。作り手は意図して無茶苦茶なものを制作しているはずなので、これは悪口ではない。中盤からクライマックスにかけて「ええっ!」と驚く展開がいくつもあった。この作品を自分の中でどう位置づけすればいいのかはまだ分からない。