COLUMN

143 アニメ様日記 2018年2月18日(日)~

2018年2月18日(日)
日曜だけど、映画やイベントには行かず、事務所でのんびり仕事。夕方は自宅で料理をつくる。ほとんど一日中、仕事をしていたんだけど、それなりに優雅な一日。  

2018年2月19日(月)
作業をしながら、バンダイチャンネルで『鎧伝サムライトルーパー』の20話、21話を観る。郷里大介さんの声をずっと聞いていたような気がする。22話を観ようとしたら、バンダイチャンネルがメンテナンスに入ってしまって中断。Amazonのプライムビデオで『のび太の人魚大海戦」から『映画ドラえもん』を順番に観る。打ち合わせで、データ原口さんや村上修一郎君の話題になると、学生編集スタッフの男子が目をキラキラさせる。村上君がどんなにとんでもないやつなのかを話しても「さすがは村上さんですね!」という感じ。悔しい(笑)。  

2018年2月20日(火)
引き続き『映画ドラえもん』を観る。『のび太のひみつ道具博物館』を観ていて、なんとなく『怪盗ジョーカー』っぽいなあと思ったら、両方とも寺本幸代監督だ。『のび太の恐竜2006』以降の『映画ドラえもん』シリーズの画作りに関しては、TVシリーズと近しいスタイルとなった『新・のび太の大魔境 ペコと5人の探検隊』での路線変更が大きいのだろう。それまでの太めだったり、強弱がついていたりした線が、TVシリーズ『ドラえもん』と同様の細い線になった。画作り以外でも『新・のび太の大魔境』は、TVシリーズの主題歌「夢をかなえてドラえもん」の合唱バージョンを挿入歌として使ったことで、TVシリーズとの地続き感が強くなっている。『映画ドラえもん』を流れで観ていくと『新・のび太の大魔境』はかなりのインパクトだ。
 仕事の合間に「少女終末旅行』展へ行く。規模の小さな展示だったが、興味深い資料がいくつもあった。特に原作者であるつくみずさんによるエンディングの原画がよかった。本編原画を観ると、改めてキャラクターがシンプルだと思う。このくらいシンプルでも画は保つんだなあ。  

2018年2月21日(水)
仕事の参考に、DVDで『聖飢魔II HUMANE SOCIETY 人類愛に満ちた社会』を観る。 デーモン小暮閣下が原案、監修、主演を務めたOVAだ。閣下は元々が作り声なので、アニメを演じても違和感がない。端役で神谷明さんが出ていて、ちょっと驚く。夜は『B: The Beginning』のワールドプレミア試写会 トークイベントに行く。上映されたのは1話から3話だった。内容もビジュアルも文句無し。中澤一登さんの代表作になるのではないかと思う。  

2018年2月22日(木)
DVDで『宮本武蔵 -双剣に馳せる夢-』を観る。劇場公開時を含めて、多分、三度目の視聴だ。確認したけど、劇中に表記されるタイトルでも「-」は表記されている。ちなみに「-」は半角でなく全角。TVアニメ『宝石の国』展に行く。先週の「週刊少年サンデー」(2018年 No.12)に掲載された久米田康治さんの読み切り「新しい恥図 [かってに改蔵]特別編」を読む。同号で連載がはじまった畑健二郎さんの「トニカクカワイイ」を茶化したマンガで、他のマンガやサンデー読者にも痛烈に突っ込んでいる。さすがは久米田先生(後日に追記。「天野めぐみはスキだらけ!」を読んでいる途中で、サンデー読者への突っ込みを思い出して、グサグサと刺される感覚になった)。  

2018年2月23日(金)
打ち合わせのために中央線方面のあるスタジオに。諸般の事情で打ち合わせは延期になったが、新作のキャラ設定や原画を見せてもらえた。

2018年2月24日(土)
『さよならの朝に約束の花をかざろう』公開日。TOHOシネマ上野の最初の回で鑑賞。内容は分かっているので、演出、作画、美術など、表現面に注意して観た。音響は試写会よりもずっとよかった。 
 夜は「新文芸坐×アニメスタイル セレクションvol.100 100回記念シリーズ Best of Best(1)」。ゲストは佐藤順一監督、片渕須直監督。上映作品は『ボビーに首ったけ』『迷宮物語』『ユンカース・カム・ヒア』『アリーテ姫』の4本。このオールナイトシリーズでお馴染みの作品からセレクトしたプログラムだ。開演前に今まで上映したタイトルをカウントしてみた。『アリーテ姫』『MIND GAME』『COWBOY BEBOP 天国の扉』がそれぞれ5回上映。『ユンカース・カム・ヒア』『秒速5センチメートル』と『ストレンヂア ─無皇刃譚─』 『キックハート』が4回。『ボビーに首ったけ』『グリム童話 金の鳥』 はレイトショーを含めて4回。『迷宮物語』は意外と少なくて3回。 『クレヨンしんちゃん』は『ヘンダーランドの大冒険』『暗黒タマタマ大追跡』『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』が3回ずつ。 押井監督作品では『機動警察パトレイバー2 the Movie』『スカイ・クロラ』が多くて、それぞれ3回ずつ。まあ、それはともかく、オールナイトも100回目を迎えました。皆さま、ありがとうございます。