2018年2月11日(日)
三連休2日目。『ダーリン・イン・ザ・フランキス』5話を録画で観る。芝居がよかった。とてもよかった。念のため言っておくと、作画的な意味での芝居がよかったのである。食事中に「バルセロナオリンピックっていつだっけ?」と聞かれて「アニメの『YAWARA! a fashionable judo girl!』でバルセロナオリンピックを目指していて、放映が1989年からだから、バルセロナオリンピックは1992年だよ」と即答したのがこの日のハイライト。
2018年2月12日(月)
三連休3日目。例によって深夜から作業をしていたら、午前4時に事務所が入っているビルが停電になった。定期点検のための停電で、事前に告知されていたのに、すっかり忘れていた。真っ暗な事務所で、途中まで飲んでいたココア(いつもはコーヒーなんだけど、珍しくココアを飲んでいた)を飲みほして、明け方の散歩に出かけた。
2018年2月13日(火)
『劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~』を立川シネマシティの極上音響上映で観る。言うまでもなく、音響は素晴らしく、その意味で満足。映画の内容についてはちょっと驚いた。これは『響け!ユーフォニアム2』の総集編ではない。大きな話の流れは同じなのだが、構成がかなり違う。むしろ、同じ原作を別の解釈で映像化した作品と考えたい。一番の違いは『2』にあった「希美とみぞれの話」と「麗奈の片想い関連の話」をバッサリとカットしたことと、『2』で省略した全国大会での演奏をクライマックスにもってきたこと。他にも色々と変わっている。新作シーンも異様に多い。むしろ、TVのシーンをそのまま使ったところがどれくらいあるのか。それから「希美とみぞれの話」が無くなっているので、久美子とあすかの対決でのあすかの強烈な一撃の意味合いが変わっている。
2018年2月14日(水)
バレンタインデーである。ワイフからハムをもらう。ハムの塊である。「何がほしい?」と聞かれて、その時にハムが食べたいなあと思っていたので「ハム」と答えたのである。
2018年2月15日(木)
泉津井陽一さんとイベントについての打ち合わせ。打ち合わせ中の世間話で、日常系アニメが話題になり、それをきっかけにして以下のようなことを考えた。
日常系アニメのルーツをたどると『アルプスの少女ハイジ』や『魔法の天使 クリィミーマミ』があるとして、近代の日常系アニメの流れの元にあるのが『あずまんが大王』だろう。ではあるけれど、TVアニメの『あずまんが大王』そのものはコメディ色が強いというかギャグ寄りなので、日常系アニメを代表する作品とは言いづらい。そこが難しい。
2018年2月16日(金)
「WEBアニメスタイル」で【ARCHIVE】「この人に話を聞きたい」 第34回 片渕須直 を更新する。『マイマイ新子と千年の魔法』公開中の記事だ。読み直してみると、作品に対するアプローチというか、突っ込み方がちょっと「この人に話を聞きたい」らしくない。聞きたいことを素直に聞いているわけで、悪い記事ではないとは思う。
2018年2月17日(土)
「龍の歯医者 原画展 in ササユリカフェ」に。展示物は多くはないけれど、興味深い資料がいくつもあった。特に嬉しかったのが森久司さんの原画。森さんの最近の原画を見たいと思っていたのだ。それから前にも思ったのだけど、舞城王太郎さんは画が上手い。
しばらく読み続けていた「「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気」を読了。紙の本ではなく、加筆のある文庫版を元にしたKindle版で読んだ。非常に熱量のある本である。熱量に関しては、今まで出版された全てのアニメ関連書籍のベスト10に入るだろう。西崎さんが亡くなられた時の状況を含めて、疑問に感じていた点の謎がいくつも解けた。歴史的な出来事に触れるつもりで読んでいたところ、僕が西崎さんに取材した回の「この人に話を聞きたい」からの引用がいくつかあって少し驚く。