前回の続き。『ベルセルク』ビジュアル・スペクタクル・イベント「蝕2017〜生贄たちの宴〜」での9mm Parabellum Bulletさん、やなぎなぎさん、平沢進師匠らの生唄・生演奏はホント、超大迫力でトリ肌ものでした!! 9mmさんのオープニング曲は、1期のも2期のもガッツという男そのものを照れずに力強く歌い上げ、そして少々酔いしれてる感じがたまりません! やなぎさんのエンディング曲は、その激しいガッツの闘いの狭間に見える静かに瞬く星空なイメージ。ステージ上ではやなぎさんご自身が天使のようでした! そして平沢師匠の劇中歌は正に『ベルセルク』の世界観そのもの。会場全体を見事に一瞬で『ベルセルク』に染め上げ、もはや書いたり語ったりで表現できる語彙が見つかりません。その生の空間にいられる幸せを満喫させていただきました!!
それぞれがまったく違うアプローチで作り上げても、すべて受け入れる事ができる何層もの深みのある原作、それが『ベルセルク』!
だと思ってますから、俺。実際我々が作っている「画」に関しても自分はそーゆー解釈で、CGも手描きも今現在ある条件すべてを限界まで引き出させる魅力が『ベルセルク』の原作にはあると。
で、第2期の1話2話の上映。もう少し大きな画面で観たかったのですが、上映後、原作者・三浦建太郎先生より「あの物量よく詰め込みましたね〜。アクションもホントに原作どおりやってるし、大変だったでしょう!?」と労いの言葉をいただき感激しました! さらに板垣はイベント終了後、役者さんやアーティストさんらの控え室への挨拶にもご一緒させてもらい、本当に『ベルセルク』三昧な1日を過ごしたわけです。
そして、あっという間に
『ベルセルク』第2期、放映開始(WOWOWでは1・2話同時放映)!!
となりました。もともと分割2クールでホン読みやってたので、我々は制作ナンバー13話・14話と呼んでたんです。
後半、まず取りかかったのは、ガッツやファルネーゼほかメインキャラの3Dモデルの調整。より原作に近づけるため、キャラデの阿部恒さんにもう一度修正を入れていただき、それを基にGEMBAさんの方でモデルの修正をしていただきました。コンテの方は、1期終了後、すぐ2期に移ったので2016年内に最後まで終えました。ぶっちゃけコンテ撮でのカッティングも最終話の再調整を除きすべて終わってます。現在は作画パートの指示出しとCGムービーのチェックしつつ、『Wake Up, Girls! 新章』のコンテ作業真っ最中に『てーきゅう9期』が入ってきたところです。本編の話はまだ次回に続く!