COLUMN

第509回 イベントの日曜日

 4月2日(日)、母校の東京デザイナーズ学院にて、

 アニメ業界を目指す若者らに向けた講演に出演した後、行ってきました!

TVアニメ『ベルセルク』ビジュアル・スペクタクル・イベント
「蝕2017〜生贄たちの宴〜」

に!! ユニバーサルさんより招待していただき、ありがとうございました! 内容は、9mm Parabellum Bulletさん、やなぎなぎさん、平沢進師匠(こう呼ばせてください!)らの生唄・生演奏と岩永洋昭さん(ガッツ)、日笠陽子さん(ファルネーゼ)、興津和幸さん(セルピコ)、行成とあさん(キャスカ)らによる朗読劇。そして第2期の1・2話の上映と盛りだくさん! 普段は我々が作った画の尺にあわせて芝居をしている役者の皆さんが、朗読だと自身のテンポで伸び伸び演じられてて、

と少々反省したりも。あと『ベルセルク』の魅力は、画やストーリーだけでなくセリフにもあると再認識しました。とにかく、三浦建太郎先生の書かれるセリフは

どのキャラのどのセリフも、物語のご都合主義から書かれたものではなく、先生自身がすべてのキャラに憑依して語っている生きた言葉なので、とても深く、ファンタジーマンガでありながら、我々が現実社会で生きていく際の道標になるものばかり!!

なんです。それが証拠に、スタッフや役者さんらと『ベルセルク』の話をすると、「好きなセリフ」の話になる事が多いんです。例えば、板垣個人的には原作24巻でイシドロに剣を教えてるガッツのセリフ、

お前何十年も修行して達人にでも
なるのを待ってから戦場に出るつもりか?

や、同じく26巻でもイシドロに対して言うガッツの

武器を持ちゃ——戦場じゃガキだろうが立派な戦力だ

とかのセリフが大好きで、この話数のホン読み(脚本打ち)の際、

て言ったほどです。「自分と白石(社長)以外ほぼ新人で始めたウチの会社では、PC(武器)を持った新人(イシドロ)に、動画歴何年な基礎から云々よりまず役職を越えて”戦力”になれ!っていう指導をしています!」と。アニメ『ベルセルク』はそうやって出来ているんです!

 で、いよいよ

TVアニメ『ベルセルク』第2期
4月7日より、MBSほか/アニメイズム枠/WOWOWにて放映開始!!

になります。その話も含めて、イベント話の続きは次週で。