COLUMN

第417回 G.Wと納品

世の中はゴールデン・ウィーク(連休)でも、
現在放映中の番組を作っている我々に休みはありません!

 世間のみなさんに楽しんでいただける作品を作るための休日返上は仕方ない事です。つまり人々の生活の一部になるTV番組を作るわけですから、毎週納品は最低限の義務だし、自分が楽しむより他人の喜ぶ顔を見たい! と思う者を総称してエンターテイナーと呼ぶのだと思います。さらにアニメは集団創作。そりゃあスタッフ全員がマックス・テンションなはずはあり得ません。だから俺は自分と同じテンションを他のスタッフに求めたりはしませんし、休日出勤を強制したり、ましてや夜も寝ないで描き続けろなどと言った事はありません。自分も一時期(7年間の社員勤務の後、フリーになってからの4〜5年)は会社に泊まったりしてました。それは長い間規則正しい社員アニメーターであった事への反動と言いますか「一度ライフスタイルを乱してみたかった」だけであって、決して制作側から強要されたわけではありません(世間で噂されてるほど、アニメ業界は劣悪な労働環境じゃないです。自分の知る限り)。そしてここ数年はちゃんと毎日帰る事を心がけてます!

が、そうは言っても毎週の納品日前の作監の出し切りで
徹夜という事はよくあります!

 その際、朝まで付き合ってくださる有志のスタッフには本当に感謝してもしきれません!


 こんな感じで、毎週納品してます。スタッフの皆さんのおかげです、ありがとう!