『劇場版カードファイト!! ヴァンガード』のサイン色紙を描き
こないだBOOKOFFで買った
『侍ジャイアンツ』Blu-rayBOXを観終えました!
まあ、監督(演出)・長浜忠夫で作画監督・大塚康生、第1話のコンテ・出崎統(矢吹徹名義)、原画・宮崎駿、小田部羊一(以上敬称略)と今では信じられないドリームチームの作品である事などは、この期に及んで筆舌するまでもないので割愛します。で、さらに板垣は
野球自体まったく興味はありません!!
自分だけでなく昭和のアニメ好き小学生だった人らに野球嫌いは多いのではないでしょうか? 『ドラなんとか』や『なんとかスランプ』『ゲームセンターなんとか』と当時はまだひしめき合ってたゴールデンタイムのアニメたちを夏場次々とぶっ潰してまわったプロ野球中継! 本当に憎かったです。しかもずっと殴り合ってるボクシングや、時間中駆けずり回ってるサッカーなどと違って、野球はボールを投げるまでこれと言って動かないし、攻撃側も打順が回ってくるまでベンチ(もしくはベンチの裏?)で何をしてるのか? など、小学生の俺から観ると決して面白いモノではなかったのです。しかも今回話題にする『侍ジャイアンツ』は自分が生まれた年に放映されたアニメ。リアルタイムで観てるハズがありません。恐らく再放送もロクに観てない俺です。そんな俺がなぜBlu-rayBOXまで買ったのか? それは
BOOKOFFでとても安かったからです!!
いや、本当です。世の中には3万何千円では買いたくなくても、それがとてもよい状態で8千円なら欲しくなるBlu-rayBOXがあるのです。
で、久しぶり(10数年前にレンタルビデオで全巻借りて観た以来です)に全話観た『侍ジャイアンツ』はとても面白いです。現在の視点から見ると「クジラが父親の仇」から「侍」そして「ジャイアンツ入団」へはとても無理矢理な繋ぎ方だとも思うし、「V9を目指すジャイアンツが番場蛮の魔球に頼り過ぎ」とか「野球ってピッチャー対バッターだけの対決なのか?」など、突っ込んだらキリがないけど
その荒唐無稽さこそが『侍ジャイアンツ』の見所!
でしょう。そういえば昔(たぶん昭和だったような)プロ野球系情報番組内の野球アニメに突っ込む特集なるものを偶然目にして、『侍ジャイアンツ』の分身魔球に対して某野球マンガの先生が「あんなふうにボールを潰してしまってはストライクは投げられない!」と冷静に目くじらを立ててたのには笑いました。まず硬式のボールって潰れないでしょうに。自分みたいに野球に興味もないと理屈なんか無視して、これはこれ「デタラメ」として楽しめるのですが、やっぱり真剣に野球に取り組んでる人からすると、耐えられないのも無理ありません。
あ、そうだ! 自分が高校生の頃放映してた『侍ジャイアンツ』系荒唐無稽野球アニメ
『ミラクルジャイアンツ童夢くん』(1989〜90)も大好きでした!
原作は石ノ森章太郎先生でしたが、アニメは辻初樹さん(TV版『カードファイト!! ヴァンガード』の監督!)によるキャラクターが華があってカッコよくて可愛くて、本編も面白かったです。「スノーミラージュボール」とか「レインボースパークボール」とか。
うん、「魔球にアニメ」作りたくなってきた!!
誰かやらせてください!