COLUMN

第399回 『鬼灯』ED〜『てーきゅう』と『高宮なすのです!』


 (前回のつづきっぽく?)『鬼灯の冷徹』OADのピーチ・マキEDは、WIT STUDIO・中武哲也プロデューサーからも「よかった〜」とお褒めいただき、嬉しい限りです。自分なりに

ピーチ・マキの可愛さ100%にカッコよさを足したつもりです! まだ観てない方は劇場へ!!

 ま、尺の短いアニメの次もまた短尺アニメ!

『てーきゅう』第4期と『高宮なすのです!』鋭意制作中!

 今回から、ウチのミルパンセで制作される『てーきゅう』。MAPPA・丸山正雄社長からも

と応援していただき、自社でコツコツ作る事になりました。まだスタッフを募集・育成し始めて1〜2年なので『てーきゅう』のような短尺アニメは新人育成にうってつけ。「是非ウチでやらせてください!」と。特にスピンオフの『高宮なすのです!』は昨年入って以来面倒を見ている、新人・三宅舞子さんにキャラデ・作監を任せてます。なすののキャラは板垣の描いた本編のものを流用してますが、陽太くん(ユリの弟)は三宅のキャラデです。そして、キービジュアル・レイアウトは板垣で原画は三宅。いろいろと助けてもらってます、というか他の新人たちと一緒に皆で楽しく作ってます! 俺は常々、

よい作品はよいスタッフを育てる!

と思ってるので、もし視聴者の方々が『てーきゅう』や『なすの』を観て、面白いと感じられたなら、恐らくミルパンセでよい新人が育ちつつある証拠でしょう。あと、われわれの年齢になると、20代の若者と話す機会が減ってくるので、まわりを若者に囲まれてる自分はかなり幸せ者で、こちら側が学ぶ事も多いんです。例えば若い人は

自分ら中年から見て、ただただ惰性で長続きしてるだけとしか思えない作品群なども肯定的にもしくは自然に受け入れているし、鉛筆で線を引っぱり続ける作業に苦痛を感じる傾向はある一方、液タブなどのデジタル画描きなどには能動的だったり、とにかくわれわれの年代と逆! でも逆の感性に触れる事は驚きであり勉強で、大変面白い!

ってわけ。どちらかというと同年代もしくは自分より年配の方との付き合いがメインだった20年。そろそろ若い人たちとの付き合いがメインになる時期かもしれません。
 さて、そろそろ今年も終わり。『てーきゅう』第4期のコンテも年内に終わらせたい!! あと3本。