昨夜、第27回東京国際映画祭「庵野秀明の世界」のプログラムのひとつである「アニメーター・庵野秀明」に足を運んだ。内容は、庵野秀明さんがかつてアニメーターとして参加した作品の上映とそれに関連したトークショーだ。具体的には『超時空要塞マクロス』『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』『風の谷のナウシカ』『メガゾーン23』『王立宇宙軍 オネアミスの翼』『METAL SKIN PANIC MADOX-01』『火垂るの墓』『江口寿史のなんとかなるでショ!』『ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日』の抜粋、そして、『王立宇宙軍』のパイロットフィルム全編が上映された。
『マクロス』『ジャイアントロボ』等に関しては、庵野さんの作画パートをカット単位で編集して上映するというマニアックさ。あるいは『風の谷のナウシカ』については、庵野さんが担当したシーンのキャラクターを宮崎駿監督が描き直しているのだが、それについてもトークで言及があった。僕はこの時代の庵野監督の作画パートについてはおおよそ把握しているつもりだったのだが、それでも「ここもやっていたのか」と驚くところがあった。トークは終始リラックスムードであり、作画マニアでないファンでも楽しめるイベントだったのではないかと思う。
イベントの後半で、カラーとドワンゴによる新プロジェクト「日本アニメ(ーター)見本市」が発表された。これは様々なクリエイターによるオムニバスアニメーションで、11月7日から毎週金曜日にWEB上で1話ずつ公開。さらに翌週の月曜にはその作品の解説や見どころについて語る番組を配信するそうだ。
「日本アニメ(ーター)見本市」はアニメーターが自由に作品を作ることができる場だそうだ。発表会で庵野監督は「1人でも多くの人にアニメーションの面白さを体験してほしい」とも語っていた。この企画意図にはアニメスタイルも大賛成だ。
すでに「日本アニメ(ーター)見本市」の公式サイトがスタート。記者会見の模様も配信中である。
「日本アニメ(ーター)見本市」公式
http://animatorexpo.com
スタジオカラー・ドワンゴ共同企画「日本アニメ(ーター)見本市」発表会(ニコニコ生放送)
http://live.nicovideo.jp/watch/lv197344162
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トークイベント「第93回アニメスタイルイベント
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