COLUMN

アニメ様の『タイトル未定』
419 アニメ様日記 2023年6月4日(日)

2023年6月4日(日)
ワイフが旅行に。駅まで一緒に行って見送った。昼は吉松さんと焼肉に。食べて吞む。SNSで新作『マクロス』をサンライズが制作することが告知される。『ラブライブ!』っぽい『マクロス』になるのか?

「マクロス」公式アカウント(X[当時はTwitter])
https://x.com/macrossD/status/1665296153288613888?s=20

2023年6月5日(月)
「アニメスタイル017」校了日。最終版PDFを頭から目を通す。ワイフは引き続き、旅行中。旅行先から次々に写真を送ってくる。6月4日(日)の『ちびまる子ちゃん』は小杉が活躍する話でやたらと面白かった。「来週からこの番組の主役は自分だ」と登場人物が言い合うのをかなり久しぶりに観た。「さくらももこ原作まつり」 の1本だから、原作にある話なのね。過去にも同じ話のアニメ化も観たような気がする。
「ほぼ日刊イトイ新聞」が25周年だそうだ。実は「WEBアニメスタイル」を始める時に、お手本にしたのが「ほぼ日」だった。「ほぼ日」が1998年6月6日創刊以来で「WEBアニメスタイル」が2000年12月6日スタートだから、「WEBアニメスタイル」が始まった時に、すでに「ほぼ日」は二年半の歴史があったわけだ。

2023年6月6日(火)
『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』を鑑賞する。よくできていた。「目の名前にキャラクターがいる」感じが強かった。CGによるキャラクターの表現もよかった。旧来的な意味での「映画」としてではなくて、「キャラクター使った娯楽」として非常に優れている。その意味で最尖端の作品であるし、これから発展していく可能性を感じた。その後、アニメイトの「モブサイコ100原作&アニメ展覧会~軌跡」に立ち寄る。ちょっと不思議な感じのイベントだった。『モブサイコ100』らしいといえばらしい。
『PSYCHO-PASS』1、2に続き、『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』を観る。この映画は劇場でもソフトでも観ている。1、2を観た後だと劇場版の位置づけが分かるような気がする。
東映チャンネルで録画したモノクロ版『サイボーグ009』の3話、4話を観る。ああ、子どもの頃、サイボーグ戦士が世界から集結するシチュエーションは燃えたなあ、とか、007が好きだったなあ、とか、やっぱり他の白黒アニメよりも好きだったなあ、とか、色々と思い出す。改めて大きなモニターで観て、若い人に「これを観ろ」と言うのは難しいかなとも思った。

2023年6月7日(水)
午前中に新文芸坐で「コミック雑誌なんかいらない!」(1986/127分/35mm)を鑑賞。プログラム「Impact! 日本映画の80年代 J Movie 80s」の1本だ。これもタイトルだけ知っていて、観たことがなかった映画だった。終盤の展開に既視感があったけれど、どこかで読んだ記事とごっちゃになっているのかもしれない。三浦和義が本人役で出演しているのは、今観ても凄い。映画中盤までは「この映画はダメかもしれない」と思っていたのだけれど、クライマックスの豊田商事会長刺殺事件をモチーフにしたパートが大変に刺激的。いきなり「映画」になった感じ。度々挿入されていた主人公が野球をやっているイメージシーンを、最後の最後で意味あるものにしたのも見事。終盤で大暴れをして殺人を犯す男をビートたけしが演っている。大変な熱演で素晴らしいのだけど、「怪しい男が現れた」ではなくて「ビートたけしが現れた」にしか見えない。この配役がプラスかマイナスかでいったら、プラスではあるのだけれど。今回の上映に関して素晴らしかったのが、新文芸坐が上映終了直後に、頭脳警察の「コミック雑誌なんか要らない」を館内で流したこと。「コミック雑誌なんかいらない!」のタイトルは頭脳警察のこの楽曲からとられているのだそうだが、映画で主題歌として使われているわけではない。映画が終わって「この映画のタイトルはこういう意味なんだろうなあ」と思っていたところに、それを解説するかのように頭脳警察の「コミック雑誌なんか要らない」を流したのだ。新文芸坐さんの至れり尽くせりの上映には畏れ入る。
午後はワイフとサンシャイン60展望台 てんぼうパークに。サンシャインでは「名探偵コナン 祝祭の天空都市(サンシャインシティ)」を開催中で、てんぼうパークでも『名探偵コナン』関係のコーナーがあった。
実写の『ホリック xxxHOLiC』を少し観た。よくできていると思った。

2023年6月8日(木)
マメに視聴していた東映チャンネルの「Gメン’75」が150話で終了。少し前に東映チャンネルのサイトを見て「あれ、150話までしかリストがないなあ」と思っていたけど、本当に終わってしまった。今朝の放映が1話と2話だったから、また150話までやるのかなあ。「隔週刊 Gメン’75 DVDコレクション」が現在のところ、162話までいっているから続きが観たい人は「DVDコレクションをどうぞ」ということなのかしら。
仕事の合間にグランドシネマサンシャインで「クリード 過去の逆襲」【IMAXレーザーGT字幕版】を鑑賞。前作も前々作も観ていないのだけれど、意外と楽しめた。演出がしっかりしていて、画作りがいい。役者だと、主人公の娘がよかった。お客は入っていないみたいで、確かに本筋が魅力的とはいい難い。引退して悠々自適の暮らしをしていたクリードが、ボクサーに復帰する理由が弱い。観ていて、あまり彼を応援する気にはならない。それに対して、18年間も刑務所生活を送り、刑務所で自分を鍛えてきたディミアンが、中年でありながらプロのボクシングに挑戦し、タイトルを手にするのは面白いし、応援したくなる。実際にこの映画で一番面白いのはディミアンの最初の試合だった。タイトルを獲った後、ディミアンがは悪役になるのだけれど、無理矢理な感じはあった。映画は基本がスコープサイズで、一部のシーンがIMAX画角。IMAX画角の試合の見せ方が巧かった。僕の目当ては本編終了後の新作アニメだった。映像の感じは『メガロボクス』風。内容はSFボクシングアニメの予告編みたいな感じ。クリードの魂(魂ではなく血だったかもしれない)を引き継いだ若者達の物語って感じ。

2023年6月9日(金)
このところ体調がよくない。数日前にランチで食べた料理がよくなかったのかもしれない。
録画で衛星劇場の『ウォナビーズ』を観る。リリース当時に一度観たけれど、印象は変わらず。リアルタイムで衛星劇場の『KO世紀 ビースト三獣士』を途中から観て、後で1話から録画で観る。気になることがあって、『KO世紀 ビースト三獣士』『KO世紀 ビースト三獣士II』のDVDを引っぱり出して確認する。『KO世紀 ビースト三獣士』の1作目には「音楽」のクレジットがない。実際に本編を観ても、音楽が薄い。薄い上にアクションシーンに曲がついていなかったりする。ネットで同作のサントラの画像を見ると、帯に「音楽プロデューサー:ニック・ウッド」とある。ネットでニック・ウッドについて調べる。
昼にワイフと新文芸坐に。「その男、凶暴につき」(1989/103分/35mm)を鑑賞した。「コミック雑誌なんかいらない!」と同じく、プログラム「Impact! 日本映画の80年代 J Movie 80s」の1本。「その男、凶暴につき」は公開当時に劇場で観ている。当時の衝撃はないが、今観ても充分に面白い。16時半に帰宅して、すぐに就寝。途中で起きてメール対応。それ以外はひたすら眠る。

2023年6月10日(土)
「アニメーター・キャラクターデザイン 木村貴宏 追悼上映会」の【昼の部】に参加する。トークでは故人の人柄が感じられてよかった。上映作品の映像の画質は『ダーティペアFLASH』と『同・2』が断トツによかった。Blu-ray BOXを買ってしまおうかと思ったくらいだ。次いで『コードギアス 反逆のルルーシュ』。その次が『勇者王ガオガイガー』。『ベターマン』の映像の状態はよろしくなかったのだけど、これは上映前に米たにヨシトモ監督から断りが入っていたし、現状で一番いいマスターがあれならしかたない。トークに関してつけ加えると、初めてお顔を見る方もいたし、かなり久しぶりに顔を見た方もいて、それも嬉しかった。