COLUMN

アニメ様の『タイトル未定』
399 アニメ様日記 2023年1月15日(日)

2023年1月15日(日)
珍しく途中に休憩を入れないで、6時間くらいみっちりとデスクワーク。14時半くらいにワイフと外出して、ちょっと吞む。事務所に戻ってまたデスクワーク。

2023年1月16日(月)
昨日の『サザエさん』で、着物姿のフネさんが喫茶店で小説を読んでいた。昔はお年を召した方だから着物を着ていると思っていたけど、今の目で見ると、普段から和装のお洒落な女性だ。波平の和服姿もお洒落に思えなくもない。
イベント関係でZoom打ち合わせ。このままの内容をイベントで話してもらえばいいじゃん、と思うくらいに面白かった。自分の病気とこれからのことについて話したら「小黒さんが死んだら、アニメ界の何かが失われてしまう」と言ってもらって、ちょっと嬉しかった。いや、喜んでいる場合ではないのだけれど。
『タイガーマスク』のDVD解説書を事務所スタッフに探してもらう。バラ売りDVDの解説書は全部あったけれど、BOXの解説書は2巻のものだけ見つからない。しかし、読みたい記事が載っているのがBOXの2巻の解説書のようだ。バラ売りDVDの解説書を読み直すと、ちゃんと書くべきことを書いているなあ。とりあえず、見つかった解説書はスキャンしてPDF化してもらう。ちなみにどちらの解説書も僕が構成・執筆を担当している。

2023年1月17日(火)
新番組の『FLAGLIA ~なつやすみの物語~』のビジュアルがかなり独創的なのだけれど、ずっとあれでいくのかしら。確認したら、全6話(15分×6)のようだ。全6話ならこのスタイルでいけるかも。
昼は病院Bに。新型コロナPCR検査(鼻咽頭検査)の後、しばらく待って、手術のための肺活量の検査。4種類のやり方で肺活量を測る。この日の検査はこれだけ。病院の帰りに京王百貨店新宿店の「第58回 元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」に寄って、自分とワイフの分の駅弁を買う。
紙の文庫本で「チルドレン」 (伊坂幸太郎) を読了。これも「今まで読んでいなかったタイプの小説を読んでみるシリーズ」。小説として巧いし、充分に楽しんだけど、贅沢を言うと、もう一押し欲しかった。

2023年1月18日(水)
昼に病院Bに。レントゲンと採血の後に診察。肺の病気については投薬がお終い。2ヶ月後に改めて肺を見てもらうことになった。今回の検査は次の手術のためのものでもあった。当たり前だけど、電車に乗っての通院があると、その日の仕事は捗らないなあ。
病院での待ち時間に、紙の文庫本で「きらきらひかる」(江國香織)を読み始める。面白いけど、個人的にしんどい部分も。このしんどさは小説の価値とは関係ない。

2023年1月19日(木)
『タイガーマスク』の再々々視聴が最終回(105話)まで到達。最終回でタイガーのマスクが外れて正体が分かることは知っているのに、やっぱり息を吞む。前回の全話視聴が2013年のはずだから、ほぼ10年ぶりの再視聴だった。今回は原作と照らし合わせながら観た。前回も原作をチェックしつつ観たのだけれど、紙の本とディスクの映像だったので、簡単には行き来できなかった。今回は原作はKindle、映像は配信だったので、気になるところまで飛んですぐに確認できる。だから、楽だった。前回の全話視聴で納得できなかった部分について、違った解釈ができるようになった。
ある方から「逆シャア本の鈴木敏夫さんのインタビューで話題になっている、富野さんと高畑さんの対談って今も読めるものなんですか」という問い合わせがあり、瞬時にラックから『機動戦士ガンダム』劇場版第1作のロマンアルバムを取りだし、事務所スタッフにスキャンしてもらい、PDFを送った。

2023年1月20日(金)
『お兄ちゃんはおしまい!』は3話もよかった。作画もいいんだけど、それ以外も色々と濃かった。この濃さは貴重だと思う。この作品って、作画や演出以外についての話で「どこにグッときたか」を説明すると、自分の変態性に触れることになるし、SNSで感想を書くと、変態的なことについて濃い人に「けっ、わかってないな」と言われてしまいそうな気がする。『うる星やつら』14話はトータルでよくできていて、楽しめた。「ちゅど~ん」の解釈については「こういう感じか」と思った。

2023年1月21日(土)
仕事の合間に新文芸坐で「レイジング・ブル」(1980・米/129分/DCP)を鑑賞。プログラム「名優・名匠・盟友 スコセッシ&デ・ニーロ」の1本。どんな内容なのか知らないで観たのだけれど、こんな映画だったのね。少しは予習してから観ればよかった。今の自分の年齢と精神状態だとちょっとしんどい。ロバート・デ・ニーロが凄いのはよくわかった。